今回の投稿は、石川県能登島でNOTO高農園を展開している高博子さんです。
NOTO高農園の高 博子です。
石川県の能登島というところで、夫婦で脱サラして農業を始めて14年になります。
なにもないゼロの状態から農業を始めました。
経験や資金はもちろん畑も無い状態でした。
ホント白紙の状態でした。
そんな私が農業しようと思ったのは、主人が『会社を辞めて農業をやってみたい』と言ったときに、『やった方がいいよ』と直感で返したことから始まったと思います。
それから1年もしないうちに会社を辞めて、農業すると決めて、能登に来てしまいました。
本当に思い立ったら吉日。そんな感じです。
学生時代から“食”に興味があり、よく食べ歩きをしていました。
今の私の楽しみは、わたしたちが育てた野菜を使ってくれるレストランへ食べに行くことなんです!
お皿の上の料理を見てこんなにもシェフが愛情をこめた料理に仕上げてくれる。
もっと頑張らないと、とパワーを貰うんです。
あるシェフに言われたことがあるんです。
「こどもの食育には美味しいだけの野菜ではなく苦さなども大事だから、色々な野菜をつくって下さいね。」
と。
農業をはじめたころは5種類だった野菜も今では300種類にも増えました。
県内外のフレンチやイタリアン等のレストランを中心にシェフの要望に応じてオーダーメイドの野菜を極力提供できるようにしてきたからです。
以前の職は広告会社の営業でしたが、”作る、そしてお客様の喜ぶ顔が見たい”という気持ちは一緒だと。
能登島の赤土畑にいて作業をしていると心が落ち着き、力がみなぎってきます。
自分が自然体でいられるそんな気持ちにさせてくれるんです。
農業と言う仕事は次々とアイデアが浮かんできて、やりたいことがどんどん増えてくるんです!
農業の魅力は語りつくせません。
数々の出会い、ご縁のなかでさせて頂いているお仕事ですし、野菜のすばらしさ、料理に美しさと彩りを与えるだけでなく栄養や機能性、お客様へのサプライズの演出のお手伝いができるとても楽しい仕事だと感じています。
今ではスタッフ5人と力を合わせて20haの畑で野菜を育てています。
待っていてくれているお客様の為にも農業を続けていくそして農業の素晴らしさを伝えていく、もっと農業と言う仕事を身近に感じてもらうようになれたらいいなと日々感じています。
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◆高さんも参加する「農業女子プロジェクト」については、こちらをご覧ください。
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(独)森林総合研究所研究員・女性のハンティングネットワークTWIN代表
◆次回予告
『SHINE!(シャイン)』スタッフです。
次回の投稿は、会員制転職サイト「ビズリーチ」を運営する株式会社ビズリーチ代表取締役 南壮一郎さんです。
お楽しみに☆