「子供 叱るな 来た道だもの 年寄 笑うな 行く道だもの」――
これは『無名人名語録』(永六輔著、講談社)に収められている言葉。
誰しも、幼い時期もあれば、老いることも必然だろう。
だから、どんな世代の人にも優しいまなざしを向けよう、
との思いが伝わってくる。
座談会の終了後、多宝会の夫妻が草創の体験を聞かせてくれた。
小さな山村で、学会に入った途端、村八分にあった。
「そのおかげで負けじ魂が磨かれた」。
30キロ、40キロ離れた友の家へも、二人して自転車で激励に通った。
タイヤがパンクし、夜通し、自転車を押して帰ったことも。
「歩き歩き学会歌を歌ったよね」
「星空もきれいやった」と夫妻は楽しそうに語っていた。
気付けば、未来っ子たちが瞳を輝かせて集まっていた。
青年たちも加わってきた。皆、正座して話に聞き入っている。
夫妻も若い命に触れて元気を増していた。
思想家・新渡戸稲造は
「真に偉大なる人とは、青年と心を結べる人なり」
との箴言を紹介しつつ、
「真に希望にみちた青年とは、老年と心を結べる人である」
ともつづっている(原文は英語、佐藤全弘訳)
世代や立場を超え、老若男女が心を結んで進む創価家族。
この連帯が広がれば、地域社会はもっと明るくなるに違いない。(実)
名字の言>2021.3.22
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アメリカの社会運動家アリンスキーは、近代の草の根運動の基礎を築いた人物と評される。
貧困層の人々の生活を改善するため、地域住民の組織づくりを全米規模で広げた。
きっかけは、1929年に起こった大恐慌によって、自らが貧困に陥り、多くの人の悲惨な生活を目の当たりにしたことにある。
彼は黒人の居住区でも活動を展開した。
オバマ前大統領は青年時代、アリンスキーに影響を受け、彼の後継者と共に黒人の権利向上に力を注いだ。
アリンスキーは、住民組織の運動の大切な要素として、リーダーの「身ぶり」「言葉づかい」「声の調子」を挙げている。
こうした点に「民衆の尊厳に対する心からの尊敬」が表れるからである(『市民運動の組織論』未来社)
運動を続けるには、確固とした理論の裏付けは必要だ。
だが、運動に熱を与えるのは、リーダーの振る舞いである。
今日の世界広布の大道は、縁する一人一人の心に希望の灯をともす池田先生の「誠実の行動」によって切り開かれてきた。
御書に「教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ」(1174ページ)と。
コロナ禍によって、日々の活動の在り方は多様になった。
しかし、いかに環境が変わろうとも、一人を励ます「人の振舞」という根本精神を忘れまい。(芯)
名字の言>2020.10.16
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2020年6月23日(火)の聖教
~わが友に贈る
苦難の中だからこそ 人の絆を一層強く!
友の不安を取り除く 慈愛の声を届けよう。
抜苦与楽の実践者たれ!
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池田先生の講義
信心する以前は、誰もが自分のことだけで精いっぱい。
人を思いやる心の余裕などなかった。
学会に入って、いつの間にか、人の幸せを祈り、
人に尽くす自分になっていました。
“励まされていた自分”が、“励ます自分”に成長していました。
私もその一人です。一人一人の「人間革命」です。
先生は語られました。
「この世に生まれて、いったい、何人の人を幸福にしたか。
何人の人に『あなたのおかげで私は救われた』と言われる、
貢献ができたか。
人生、最後に残るのは、最後の生命を飾るのは、それではないだろうか」
学会員は、自分がどんなに悩んでいても、どんな状況であっても、
人の幸せのために、社会の安穏と平和のために、祈り、励まし、
行動し続けている。
「心の王者」です。「人間王者」です。
その皆さんの姿を、必ず子どもは見ています。
必ず子どもの心に響いています。
「わが子を、わが未来部を、広布と社会に貢献する人材に育てたい」
との尊い心自体が素晴らしいと思います。
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今回の「世界広布の大道 小説『新・人間革命』に学ぶ」は
「番外編③」。
小説につづられた珠玉の名言をテーマごとに紹介するとともに、
山本伸一の各方面への励ましを掲載する。
自発能動
「何事も受け身で、人に言われて動いていれば、
つまらないし、勢いも出ない。その精神は奴隷のようなものだ。
しかし、自ら勇んで挑戦していくならば、王者の活動だ。
生命は燃え上がり、歓喜もみなぎる。
同じ動きをしているように見えても、能動か、受動かによって、
心の燃焼度、充実度は、全く異なる。
それは、当然、結果となって表れてくる。
どうせ活動するなら、君も、常に自分らしく、
勇んで行動する主体者になることだよ」(中略)
「何があっても逃げずに、すべてをやり切っていくんだ。
それによって自分を磨き、力をつけ、福運をつけ、
大成長していくことができる。
だから、広宣流布のために、うんと苦労をしようよ。
うんと悩もうよ。うんと汗を流そうよ。
自分の苦労なんて、誰もわからなくてもいいじゃないか。
御本尊様は、すべてご存じだもの」
(第12巻「愛郷」の章、135~136ページ)
一人立つ
真の繁栄と平和を勝ち取ることができるかどうかは、
最終的には、そこに住む人びとの、一念にこそかかっている。
人間が、絶望や諦めの心をいだき、無気力になったり、
現実逃避に走れば、社会は退廃する。
楽土の建設は、主体である人間自身の建設にこそかかっているのだ。
楽土を築こうとするならば、他の力を頼むのではなく、
平和のため、人びとの幸福のために、自分が一人立つことだ。
何があっても、絶対に屈することのない、
強き信念と希望の哲学をもつことだ。
複雑な現実の迷路を切り開く、聡明な知恵を働かせることだ。
そして、その源泉こそが、日蓮大聖人の仏法なのである。
御聖訓には、「心の一法より国土世間も出来する事なり」
(御書563ページ)と仰せである。
ゆえに伸一は、会員一人ひとりの胸中深く、
確固不動なる信心の杭を打ち込もうと、心に誓っていた。
(第13巻「楽土」の章、302~303ページ)
仏法は勝負
「御書には『仏法と申すは勝負をさきとし』(1165ページ)と仰せです。
それは、広宣流布とは、
第六天の魔王という生命破壊の魔性との戦いであり、
さらには人間が生きるということ自体が、
人生そのものが戦いであるからです。
人間の幸福といっても、自分の臆病や怠惰などの弱さと戦い、
勝つことから始まります。
人間革命とは、自己自身に勝利していくことであり、
そのための、いわば道場が、学会活動の場であるともいえます。
私は、その時々の折伏の成果など、問題にしておりません。
大事なことは、皆さんが強盛な信心に励み、大功徳を受け、
生活も豊かになり、幸福に満ち満ちた悠々たる大境涯になっていくことです。
そのための布教であり、学会の活動であることを、
銘記していただきたいのであります」
(第8巻「布陣」の章、48~49ページ)
宿命転換
「人間は、誰しも幸せになりたいと願っている。
しかし、人生にあっては、予期せぬ病気や交通事故、自然災害など、
自分の意志や努力だけではどうしようもない事態に遭遇することがある。
そこに、宿命という問題があるんです。
その不条理とも思える現実に直面した時、
どう克服していけばよいのか――題目です。
御本尊への唱題によって、自身の胸中に具わっている、
南無妙法蓮華経という仏の大生命を涌現していく以外にない。
強い心をもち、生命力にあふれた自分であれば、
どんな試練にさらされても、負けることはない。(中略)
日蓮大聖人は佐渡に流された時、
(中略)『流人なれども喜悦はかりなし』(御書1360ページ)
と感涙された。
私たちも、この大聖人の御境涯に連なっていくならば、
『宿命に泣く人生』から『使命に生きる歓喜の人生』へと
転じていくことができる。
大聖人の仏法は、宿命打開、宿命転換の仏法である」
(第29巻「源流」の章、352~353ページ)
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2019年10月26日(土)の聖教
~わが友に贈る~
「賢聖は罵詈して 試みるなるべし」
大闘争の中でこそ、偉大な人格は築かれる。
不屈の信心で立て!
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リンク、修正しました。
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~蓮華~
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