沖縄民謡の唄者・登川誠仁氏が作詞した代表曲「戦後の嘆き」は、

戦争で家族を失った青年の嘆きをうたっている。

 

沖縄人の苦い歴史の結晶のような歌であり、

亡くなった無数の若者たちへの鎮魂歌なのです、と氏は語る。

 

だが、歌うことはためらった。「私自身が泣いてしまうから」

 

琉歌に込められた“思い”を絃音に乗せて歌う沖縄の歌三線。

琉球音楽の先人たちは、これを“思い入”と言って重視した。

 

美声で正確な歌唱でも“思い”がなければ認められなかったという。

 

琉球古典音楽の流派で三線の腕を磨く男子部員は、

結果が出せず悩んだ頃、先輩の励ましで学会活動に挑戦する。

 

ある時、宿命と戦う婦人が彼の演奏に感涙し決意を伝えてくれた。

その姿に“人の希望となる芸の道を”と誓った。

 

仏法対話、牙城会の任務、本紙の配達と、

信心の鍛錬にも徹した彼は、挑んだ大会で最高賞に。

 

その後、師範免許を取得し、流派の伝承者に認定された。

 

御書に「言と云うは心の思いを響かして声を顕すを云うなり」

(563ページ)と。

 

人を思う心からの音声は祈る中で、必ず相手に届く。

“思い入”の歌を響かせるように胸中に励ましの旋律を奏で、

希望を届ける自分でありたい。

 

3.4は三線の音色が島を包む「さんしんの日」。

          名字の言>2021.3.4

 

          聖教新聞「SEIKYO ONLINE」

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2021年3月4日(木)の聖教

◆わが友に贈る

 予期せぬ困難を
 新たな飛躍の好機に!
 忍耐強く前進する中に
 真の人間の強さが輝く。
 そこに価値創造の鍵が!

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〈Switchスイッチ――共育のまなざし〉 

「危機の時代」に親子で育む力とは2021年3月5日
 心一つでわが家を“幸福の劇場”に

 

子育てや教育の視点をスイッチ(転換)する意味を考える企画「Switch――共育のまなざし」。今回は、「危機の時代」の中で子育てに奮闘する皆
んと共に学び合いたい“池田先生の励ましの言葉”を紹介します。

抜粋は全て『21世紀への母と子を語る』(『池田大作全集』第62巻所収)から。(編集・構成=大宮将之)

 

大きな転換期
その年は、“教育の危機”が叫ばれた年でした。

池田先生が婦人部のリーダーとのてい談『21世紀への母と子を語る』を月刊誌「灯台」誌上で開始したのは、1998年。

前年に子どもを取り巻く悲惨な事件が相次ぎ、さらに「不登校」や「いじめ」などの課題も山積していました。

子どもの心を育むべき大人社会が、「次世代を育てる心を失う危機」(旧・文部省の中央教育審議会答申)に直面していたのです。

 

先生は語りました。
  
子どもは、未来の大切な大切な宝です。

全員が幸せになる権利をもっているし、使命のないお子さんは一人もいません。

その尊い「子育て」の最前線で、日夜奮闘されているお母さま方を、私は心から讃えたい。全力で応援したいのです。

21世紀は、母と子が幸福の大道をともに歩める時代にしていかねばなりません。なんでも、語りあいましょう。どんな悩みでも一緒に考えていきましょう。
  

“世間がどんな状況でも、真剣に未来の宝を守り、

育んでいきたい”――そう決意を語った母に、先生は応えます。
  
その心が大切です。世間は世間です。

親が、それに紛動されてはいけない。

世間に流されてしまえば、自分らしさがなくなる。

時代が乱れ、社会が騒然としている時こそ、

信仰が輝き、仏法が光るのです。

 

「大事になりぬれば必ず大なる・さはぎが大なる幸となるなり」(御書1164ページ)とあるとおり、

時代の行き詰まりは大きな転換期であり、

やがて大いなる幸が薫っていくのです。

 

子どもを守るのは、最終的には、親しかいません。

過保護になってはいけないが、大きくつつみながら、

お子さんが正しい人生の軌道を歩めるように、

しっかり道を示してあげるのが、親の最大の役割です。

 

恩師が語った極意
子どもに最高の環境を用意してあげたい。

その願いは、いつでも変わらぬ親心でしょう。

親として子に“与える”べきものは何か。池田先生は言います。
  
好きな物を買ってあげたり、なんでも希望をかなえてあげることは、

お金さえあれば、ある意味でかんたんなことかもしれない。

しかしそれでは、いつまでたっても、

本当の満足感を味わうことはできない。

 

他人に何かをしてもらうことに慣れてしまえば、ちょっとしたことで、

すぐ不満を感じるような、わがままな人間になってしまう。

 

むしろ、たいへんな状況のなかでも、

自分の力で目標に向かって進む力――

「やりぬく力」「頑張りぬく力」をあたたかく育んであげることのほうが、

どれほど偉大か。


戸田先生もよくおっしゃっていた。

「人生は、住む所、食べる物、着る物に関係なく楽しむことができる。

この法則を真に知るならば、人生は幸福なのだ。

何事も感情的であるな。何事も畏れるな」と。
 

まさに、人生の極意です。

子育ても、まったく同じことが言えるでしょう。

歴史上の偉人と言われる人たちも、全員が全員、

環境に恵まれていたわけではなかった。

むしろ、逆境のなかで磨かれたからこそ、

大きく羽ばたくことができたという人のほうが多いのです。

 

境涯の開花こそ
それは、子どもに

「今の環境で我慢しなさい」と求めることではありません。

池田先生は親の視点の転換に言及します。
  
何もかも環境が整っていないからといって、

お子さんを不憫に思ったり、落ちこんでしまう必要はありません。

 

今ある環境を、そのまま最高の環境へと変えていけるのが、

親の深き一念です。その知恵があれば、

お子さんはまちがいなく立派に成長します。

 

幸福というのは、“あれがあれば”“環境がこうなれば”

手に入るというようなものでは決してない。
 

戸田先生が言われたように、

いずこにあっても、また何があっても、自分らしく、朗らかに、

名優のごとく、人生を楽しみきっていける「境涯の開花」にこそ、

幸福はある。母親の心ひとつで、

わが家を最高の幸福の劇場へと自由自在に変えていけるのです。

長い人生、すべてが順風満帆であるわけがない。

思いどおりにならないことだって、たくさんある。

肝心なのは、いかなる困難があろうと

「決してあきらめないこと」「断じて負けないこと」です。
その強い心さえあれば、すべてを成長の糧としていける。

「負けない心」こそが、生涯にわたる“手応えある人生”のカギになっていくのです。

(中略)
  
「苦労も悩みもない」ことが「幸福」であると考えている人が多いが、

それは間違いです。

人生を長い目で見れば、本当は「苦労」こそ「宝」なのです。
 

苦労や悩みがあることは「マイナス」ではない。

恥でもない、苦労があるからこそ、自分が磨かれ、鍛えられ、

人間として成長できる。


子育てにも、苦労は多いことでしょう。

今、子育てで悩んでいる人は、じつは、

すばらしい「黄金の時」を生きていることを知ってほしい。

 

たとえ今が「真っ暗の時」にしか思えないとしても、

いつまでも続くわけではない。

負けずに「前へ」「前へ」と進んでいけば、必ず夜明けはやってくる。

「あの苦闘があったからこそ、今の幸福がある」と、

懐かしく振り返る日が、必ず来ます。


「喜びとはなんであるかを知る者は、元来、

多くの苦しみを耐え忍んできた人々のみにかぎられます」――

これは、スイスの哲学者ヒルティの言葉です。

(「不幸における幸福」、『ヒルティ著作集』7〈岸田晩節訳〉所収、白水社)。
春の喜びを本当に味わうことができるのは、

冬のつらさを知った人なのです。

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「持妙法華問答抄」日蓮大聖人全集P465

 

持たるる法だに第一ならば持つ人 随(したが)って

第一なるべし然(しか)らば則(すなわ)

其の人を毀るは其の法を毀るなり

 

~通解~
持(たも)たれる法さえ第一ならば、持つ人もまた第一なのである。

そうであれば、その人を謗(そし)るのはその法を謗ることである。

~池田先生の同志への指針~


人間の真の偉さは何で決まるのか。

心に最高無二(さいこうむに)の哲学を持つ人こそ、

最高に尊貴なのである。
ゆえに、いかなる権勢(けんせい)の人間も恐れ抜(ぬ)く、

限りない智慧(ちえ)と力を発揮できるのだ。

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「一生成仏抄」日蓮大聖人御書全集P384

 

浄土と云ひ穢土と云うも土に二の隔てなし
只我等が心の善悪によると見えたり

 

~通解~
浄土(仏の住む清浄な国土)といい、穢土(けがれた国土)といっても、

土(ど)に二つの隔(へだ)てがあるわけではない。
ただ、われらの心の善悪(ぜんあく)によると説かれているのである。

~池田先生の指導~同志への指針


自分が変われば環境も変わる。
一人の人間革命によって、わが地域、我が社会を、

浄土に変えていく実践こそ、広宣流布という大民衆運動なのである。

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