高校野球の独自大会が各地で開催されている。
選手や関係者の皆さんの健康と無事故を祈りたい。
かつて地方大会の優勝校の主将に勝因を聞いた時だ。
主将いわく、
試合に出られない人の分まで頑張ろうと皆で誓い合った結果です、と。
選手たちから、大事な生き方を教えられることが度々あった。
17年前、「嗅神経芽細胞腫」という鼻の奥のがんを患い、
懸命の治療も効果なく、悶々としていた壮年がいた。
ある時、支部の集いで体験発表してほしいと頼まれた。
病気が治ったわけでもないのに自分に何が語れるのか。
迷ったが、引き受けた。
引き受けたからには、参加してくれる人のために信心の実証を示したいと、会合までの3週間、死にもの狂いで祈った。
検査の結果、医師が驚くほど、がんは小さくなり、
体験発表では生き生きとした壮年の姿があった。
62歳の今も壮年は、広布と社会の第一線で奮闘する。
自分のためだけでは力が出なくとも、
誰かのためと思えば力が湧き上がる。
池田先生は語る。
「人に『生きる力』を与えるものは何か。
それは、自分以外の誰かのために生きようという
『人間の絆』ではないだろうか」と。
無私の心で祈ってくれる同志がいる。
弟子の勝利を祈り待つ師匠がいる。
この学会家族の絆を誇らしく思う。(進)
名字の言>2020.7.28
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〈ロータスラウンジ――法華経への旅〉 第16回 見宝塔品第十一〈下〉
*三箇の勅宣
日蓮大聖人は、「開目抄」の中で、「見宝塔品」の経文に照らし、御自身が「末法の法華経の行者」であることを証明されました。
そこで挙げられているのが「三箇の勅宣」です。これは、法華経の会座に列席している菩薩たちに、釈尊が滅後の弘通を3回にわたって勧めている箇所になります。
まず第1の勅宣は、「付属有う在ざい(付属して在ること有らしめん)」(法華経386ページ)です。
滅後の娑婆世界で法華経を弘める者に「付属」することを宣言し、弘通の誓いの言葉を述べるように呼び掛けたことです。付属とは、教えを弘めるように託すことです。
第2の勅宣は、十方の諸仏が集まって虚空会の儀式が行われたのは、「令法久住(法をして久しく住せしめん」(同387ページ)のためであることを示し、弘通の誓いを述べるように呼び掛けたことです。
第3の勅宣は「六難九易」を説き(同390ページ以下)、滅後の弘通が難事中の難事であることを示して、大願を起こして滅後弘通の誓いの言葉を述べるように、菩薩たちに命じたことです。
大聖人は立宗に当たり、「六難九易」の経文に照らして、「今度・強盛の菩提心を・をこして退転せじと願じぬ」(御書200ページ)と誓願を立てられました。あえて滅後の弘通が困難であることが説かれているのは、不退の決意でそれらを乗り越えていく生き方を呼び掛けられているからにほかなりません。
*六難九易
「見宝塔品」に描かれている「六難九易」とは、具体的にどのようなことなのでしょう。
まず九つの易しいことです。
①法華経以外の諸々の経典を説くこと。
②須弥山をとって他方の無数の仏土に投げ置くこと。
③足の指でこの三千大千世界を動かし、遠く他国に投げること。
④この世界の頂点である有頂天に立って、法華経以外の無量の経典を説くこと。
⑤手で虚空をつかんで自在に動くこと。
⑥大地を足の甲に置いて天に昇ること。
⑦乾いた草を背負って大火に入っても焼けないこと。
⑧無数の法門を説いて人々に神通力を得させること。
⑨多くの人々に小乗の最高の覚りである阿羅漢の位を得させること。
易しいこととして挙げられていますが、とても実現できないようなことばかりです。
では、もっと困難な六つのこととは、どんなことでしょう。
①仏の滅後に、悪世で法華経を説くこと。
②仏の滅後に、法華経を書き、あるいは人にも書かせること。
③仏の滅後に、悪世で、しばらくの間でも法華経を読むこと。
④仏の滅後に、一人のためにでも法華経を説くこと。
⑤仏の滅後に、法華経を聞き、その意味を問うこと。
⑥仏の滅後に、能よく法華経を受持すること。
つまり、釈尊滅後の悪世に、法華経を自行化他にわたって修行することは、極めて難しいというのです。
伝教大師は『法華秀句』で、「六難九易」の意義について「浅きは易く深きは難しとは釈迦の所判なり浅きを去って深きに就くは丈夫の心なり」と述べています。
丈夫の心とは仏の心のことです。つまり、釈尊が六難九易を説いて滅後弘通を勧めたのは、“浅い教えを去って、深い教えである法華経を弘めよ”という意味なのです。
*法華経を持つ男女
日蓮大聖人は、宝塔の意義について、次のように認められています。
「末法に入って法華経を持つ男女の・すがたより外には宝塔なきなり、若し然れば貴賤上下をえらばず南無妙法蓮華経と・となうるものは我が身宝塔にして我が身又多宝如来なり」(御書1304ページ)
「今阿仏上人の一身は地水火風空の五大なり、此の五大は題目の五字なり、然れば阿仏房さながら宝塔・宝塔さながら阿仏房・此れより外の才覚無益なり」(同ページ)
宝塔は、万人に具わる尊極な仏性を表現していると言えます。さらに、妙法を信じ、南無妙法蓮華経と唱える人間の生命そのものであることも教えられています。
また、大聖人以外に「宝塔の中の二仏並座の儀式を作り顕すべき人なし」(同1358ページ)と言われ、「是全く日蓮が自作にあらず多宝塔たっ中の大牟尼に世尊分身の諸仏すりかたぎたる本尊なり」(同1243ページ)と仰せです。
大聖人は、虚空会の儀式をもって御本尊を顕されたのです。
*境智冥合
釈尊と多宝仏が、宝塔の中で並んで座ったことには、どういう意味があるのでしょう。
大聖人は、境智冥合を現していると教えられています。
仏性があるという真理が「境」です。それを覚知する智慧の働きが「智」です。ここでは、多宝が「境」、釈尊が「智」に当たります。
つまり、扉が閉じている宝塔は、私たちの生命に仏界が本来具わっていることを譬えています。
扉が開かれて、二仏が並び座る姿は、境智冥合を現し、真実の成仏の姿を現しています。
池田先生は語っています。
「本来、だれもが『仏』である。これは『境』です。その仏界を輝かせるのは、智慧の光です。仏であることを自覚する智慧があって、初めて仏と輝く。これが境智冥合です。
私どもで言えば『以信代慧(信を以って慧に代う)』ですから、『信心』が『智』にあたる。
自分に『仏界がある』というのは客観的真理であり『境』です。それを事実のうえで輝かせるのが『信心』です」(『法華経の智慧』普及版〈上〉)
『法華経の智慧』から *九界即仏界
宝塔が大地から出現したというのも意味がある。大地とは九界の現実です。衆生の生命です。
宝塔は、ただたんに仏界という生命を表現しているだけではない。
衆生の命そのものに宝塔が打ち立てられることを示している。九界即仏界です。ゆえに宝塔は、大地から涌出したのではないだろうか。
*
「いま・ここ」で永遠なる虚空会の儀式に連なれる。
我が身に、我が生活に、我が家庭に、宝塔を光らせていける。
これが御本尊のすばらしさです。どこまでも身近です。現実です。
虚空会は前後の霊山会(霊鷲山での会座)と違って、「時空を超えた」世界である。
歴史的な特定の時・場所ではない。
だからこそ、「いつでも・どこでも」虚空会につながることができるのです。
虚空会の儀式を表した御本尊を拝することによって、私どもは、「いま」永遠なる宇宙生命と一体になり、「ここで」全宇宙を見おろす境涯を開けるのです。
その意味で、日々の勤行・唱題は、宇宙飛行士が宇宙空間から地球を望むよりも、もっと壮大な「生命の旅」と言えるのではないだろうか。
(普及版〈上〉「見宝塔品」)
明鏡――尊極の生命を映し出す
日蓮大聖人は、御本尊を虚空会の宝塔を用いて表現されています。
それは私たちが目指すべき仏の生命境涯を顕されたものです。
大聖人は、「我等衆生の五体五輪妙法蓮華経と浮び出いでたる間宝塔品を以もって鏡と習うなり」(御書724ページ)と仰せです。
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「聖人等御返事」日蓮大聖人御書全集P1455
各にはおづる事なかれ、つよりもてゆかば
定めて子細いできぬとおぼふるなり
あなた方は恐れてはならない。いよいよ強く進んでいくならば、
~池田先生の指導~同志への指針
勇気ある信心を貫(つらぬ)けば、必ず実証を示すことができる。
「断じて勝つ」と決めて祈り、行動することだ。
わが創価の青年よ! 題目の師子吼(ししく)で、
「師子王の心」を取り出して攻(せ)めゆけ!
「千日尼御前御返事」日蓮大聖人御書全集P1316編1162
法華経の師子王を持つ女人は
一切の地獄・餓鬼・畜生等の百獣に恐るる事なし
法華経の師子王を持つ女性は、一切の地獄、餓鬼、
一切経に勝る師子王の経典である法華経を持った女人は、
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リンク、修正しました。
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