数年前、ブラインドサッカーの試合を観戦した。

出場する視覚障がい者の選手と視覚に障がいのない選手が、

共にアイマスクを着けてプレーする。

 

選手たちは、転がるボールから鳴る金属音、

他の選手や監督などの声を聞き分け、

周囲の気配や息遣いを察知しながらゲームを進める。

 

そのため、応援する人は無言で観戦するのがマナー。

ただ、ゴールが決まった瞬間は、皆で声を上げ、歓喜を爆発させる。

エールの送り方はいろいろあると思った。

 

ある婦人部員は病と闘う夫を支え続けた。

夫は病魔に負けず、更賜寿命の実証を示し、

今世の使命を全うして霊山へ。

信心の偉大さをわが身で教えてくれたことに、家族は心から感謝した。

 

葬儀の一切を済ませた夜、婦人は成人した息子と久しぶりにを並べた。

気丈に振る舞った数日間の緊張が解けたせいか、

息子の寝息を聞いた婦人の目から涙が。

すると眠っていたはずの息子が、婦人の背中を優しくトントンとたたいた。

 

“僕がしっかりするから、母さん、安心して”と励まされたように思え、

胸がいっぱいになった。

 

慣用句の「琴線に触れる」の「琴線」とは、

物事に感動して共鳴する胸奥の心情を意味する。

 

その“琴”を鳴らすのに特別な技巧はいらない。

精いっぱい思いを形にすればいい。(城)

 

          名字の言>2020.7.16

          聖教新聞「SEIKYO ONLINE」

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職業も年代も違う人々が、信仰から湧き出る希望や勇気をもって、

現実を生き抜いている学会。

その学会員の生き方を支えるのが「御書根本」の伝統です。
  
第2代会長・戸田先生は「女子部は教学で立て」との指針を示し、

特に女子部に対して、人生の幸福勝利を開くには、

確固たる生命の哲学を持つことが重要であると教えられました。

「日蓮が慈悲曠大ならば南無妙法蓮華経は万年の外・

未来までもながるべし」(御書329ページ)

万年先の未来を見つめ、その時を生きる“一人”の人を思い、

“妙法で必ず幸せにする”という、御文からにじみ出る深い決意の心。


日蓮大聖人が門下に書き送られたお手紙が数多く収められた御書には、仏法の実践によって、現実に一人一人が人間革命し、

最高の幸福境涯を築くための励ましが溢れています。
  
「阿仏房御書」
佐渡の門下である阿仏房は、ある時、法華経に出てくる「宝塔」について、大聖人に質問をしました。
  
法華経見宝塔品第11に、突然、大地から巨大な宝塔が出現し、

空中に浮かび上がる場面が描かれています。

この宝塔は高さが、現代的に言えば、

少なくとも地球の直径の3分の1もあり、

金・銀・瑠璃などの七宝で飾られ、まばゆい輝きを放っています。
  
想像を絶する、壮麗な姿をした宝塔。

“これは一体、何を表しているのでしょうか”

 

――阿仏房の問いに、大聖人は答えられます。

“この宝塔は、阿仏房、あなたのことなのです”と。
  
法華経全体から見れば、宝塔は、釈尊の弟子である声聞が、

師の説法を聞いて未来の成仏を約束された後に出現します。

 

自分の“外”に現れた偉大な何かを仰ぎ見ることではなく、

衆生が法華経という真実の教えを聞いて、

自分の“中”に偉大な宝塔が涌現するのを見たことを示しているのです。
  
大聖人は

「末法に入って法華経を持つ男女の・すがたより外には宝塔なきなり、

若し然れば貴賤上下をえらばず南無妙法蓮華経と・となうるものは我が身宝塔にして我が身又多宝如来なり」(同1304ページ)と述べ、

 

性別や身分にかかわらず、信心に励む一人の現実の「姿」そのものが、偉大な宝塔であると教えられました。
  
「宝塔」とは自分自身。

この荘厳な真実を知り、阿仏房は驚きながらも、

大きな感動と喜びに包まれたに違いありません。

ありのままの自分が、どれほど尊く偉大な存在かを自覚すること。

それは、いかなる苦境にあっても、

自らの可能性を信じ抜ける強さにつながるのではないでしょうか。

 

そして、その強さは、“自分にはできない”という「諦め」や、

“自分はこの程度だ”という「決めつけ」を打ちはらい、

目の前の現実に立ち向かい続ける「負けない」勇気を、

自分の中から限りなく引き出す力となるのです。
  
一人の人に偉大な宝塔の輝きを見る、仏法の「生命尊厳」の哲理。

それを持つことは、自らの人生を、

何があっても「負けない」という哲学を光らせ、

歩むことにほかならないのだと思います。
  
法華経に説かれる宝塔は、周りを美しい七宝で飾られています。

宝塔をわが生命と捉えた時、この身を荘厳する七宝とは、

「心」であり「実践」です。
  
池田先生は

「本来、自分ほど素晴らしいものはないのである。これが仏法である。

自分という最高の宝を輝かせるのだ。これが真実の哲学である」

(指導集『華陽の誓い』)と語られました。
  
尊極の存在である自分。

“だからこそ、その無限の可能性を開いていこう”との、

挑戦の「心」と「行動」が、自らを最も輝かせ、荘厳していきます。
  
そして、偉大な「宝塔」である自分の生命を決して卑下しない。

他者の生命にも、同じ偉大な「宝塔」を見て、心から尊び大切にする――こうした私たちの日々の振る舞いは、

誰もが自らを力強く輝かせる“宝塔が林立する世界”を

築くことにもつながっていくのです。

蓮華

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~池田先生のメッセージ~師弟の宝光を 世界の友と

 

恩師・戸田先生のお好きだった桜花に彩られ、

4月2日の祥月命日が巡り来た。
この日は「師弟誓願の原点」といってよい。
生死を超えて、師弟は不二なれば、恩師を偲びつつ、

「広宣流布」「立正安国」の誓いを新たに出発する節である。

 

恩師と常に拝した御聖訓に、

「天晴れぬれば地明かなり法華を識る者は世法を得可きか」

(御書254ページ)とある。

 

試練の世に敢えて立ち向かい、「太陽の仏法」の大光で、

苦悩の民衆の大地を照らしていくのが、地涌の菩薩である。

 

第2次世界大戦下、恩師は法難の獄中で、地涌の大生命を覚知し、

戦後の荒野に一人立たれた。

そして、いかなる障魔をも勝ち越え、御本仏の仰せ通り、

慈折広布の大陣列を築き上げられたのである。

 

「この世から悲惨の二字をなくしたい」――恩師の悲願を胸に、

我らは断じて一歩も退かない。

どこまでも「人間革命」即「人類の宿命転換」の大道を開いていくのみだ。
              *~*~*~*~
日本も世界も、新型コロナウイルスの深刻な感染拡大の中、

医師、看護師をはじめ、懸命に献身を続けておられる、

尊き使命の方々に、心からの感謝を捧げたい。
「変毒為薬」という希望と蘇生の哲理が、

何ものにも負けない世界市民の不屈のネットワークを、

いやまして強めゆくことを、私は願う。

 

とりわけ、創価の青年たちが、目に見えないウイルスとの戦いに、

鋭き知性と洞察力、深き共感力と持久力をもって挑み、

スクラム固く価値創造してくれている。何と頼もしいことか。

 

感染症と戦った「近代細菌学の祖」パスツールの言葉を、

世界の青年部に贈りたい。
「大いなる苦悩は偉大なる思想と偉大なる行動を生み出しうる」                                                                       *~*~*~*~
学会総本部の源流たる縁の敷地に、

素晴らしい「創価宝光会館」が竣工する。

建設に尽力してくださった方々へ深謝を込めて、

先日、青空のもと、写真に収めた。

 

法華経では「日天」のことを「宝光天子」と表現する。

日蓮大聖人は、この諸天善神の守護は厳然であると示されながら、

「なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし」(同1192ページ)と

門下を励まされた。

 

この福徳の「太陽の城」に、やがて日本中、世界中から、

宝友が晴れの勝利の笑顔で集い合う日を、祈り待ちたい。

 

さあ、今日も、わが誓願の天地で、

「師子王の心」という師弟の宝光を、

勇気凜々と放ちゆこうではないか! 

2020.4.2

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