新型コロナウイルスの感染者がかなり増えており、当院の患者さんでも感染した方が出てきております。
感染し、発症している時点では治療できませんが、罹患後症状(いわゆる後遺症)がある場合、鍼灸で対応することができています。
主な罹患後症状は、倦怠感、頭痛、息切れ、動悸、味覚・嗅覚の障害、脱毛、物忘れ・考えが止まらない、間接の腫れ・痛み、胸の痛み、手足のしびれetc。
様々な症状がありますが、やることは同じ。
感染後に、どのような正気が傷られ、どのような邪気が留まっているのかを弁別し、適切なツボを選択し、適切な処置を加えるのみです。
これだけ蔓延していれば、感染しないように・・といっても無理な話です。
それよりも、感染したとしても発症しないように、もしくは発症したとしても重症化しないように。
私たちにできることは、身体を常に整えておくこと。
睡眠、運動、食事・・・、そして鍼です。
そして、もし発症してしまい、後遺症が残ったとしても鍼です。
東洋医学だからこそ、西洋医学ではできないことができる。
西洋医学を否定するわけではなく、東洋医学の得意分野、存在意義がここにあると知っていただきたいです。