ベーシックディスクとダイナミックディスクについて

ベーシックディスクとダイナミックディスクを知っていますか。

一般的に言えば、ベーシックディスクとダイナミックディスクは2種類のハードディスクです。ベーシックディスクはパーティションテーブルを使用してハードディスク上のすべてのベーシックパーティションを管理し、Microsoft MS-DOSオペレーティングシステムとすべてのWindowsオペレーティングシステムのバージョンで使用されます。ダイナミックディスクはWindows 2000以降のオペレーティングシステムでサポートされています。また、ダイナミックディスクはパーティションテーブルを使用してすべてのダイナミックボリュームを追跡しません。代わりに、隠しデータベース - 論理ディスクマネージャ - を使用して、ハードディスク上のダイナミックボリュームに関する情報を追跡します。

 

提示:Windows XPでは、ミラーボリュームとRAID-5ボリュームはサポートされていません。

記事「ベーシックディスクとダイナミックディスク‐特徴・相違点・変換」を閲覧して、もっと詳細なことが分かるようになると思います。

 

ベーシックディスクと比較して、ダイナミックディスクには、複数のディスクにまたがるボリューム(スパンボリュームとストライプボリューム)を作成する機能、フォールトトレラントボリューム(ミラー ボリュームと RAID- 5 ボリューム) を作成する機能などがあります。場合によっては、それらの機能を利用するために、ベーシックディスクをダイナミックディスクに変換する必要があります。それから、その目的を達成するための2つのダイナミックディスクコンバータを紹介します。 

 

ベーシックディスクをダイナミックディスクに変換する方法

ダイナミックディスクとダイナミックボリュームは、論理ディスクマネージャ(LDM)、仮想ディスクサービス(VDS)、およびそれらの関連機能に依存しています。また、Windows内蔵のディスクの管理とdiskpartコマンドラインを使用して、データ損失なしでベーシックディスクをダイナミックディスクに変換することができます。

 

方法1:ディスクの管理でベーシックディスクをダイナミックディスクに変換

①「コンピューター」> 「管理」> 「ディスクの管理」をクリックして、ディスクの管理に入ります。

②ターゲットのベーシックディスクを右クリックし、ポップアウトウィンドウから「ダイナミックディスクに変換」を選択します。次に、ウィザードに従って操作します。

 

その後、状況に応じて2種の警告メッセージが表示されます。

警告1:ターゲットベーシックディスクにデータパーティションだけが含まれている場合は、次のような警告が表示されます。

 

警告2:ターゲットベーシックディスクにシステムパーティションが含まれている場合は、次のような警告が表示されます。

 

どの警告も、現在ブートしているボリュームを除いてそのディスク上のどのボリュームからもオペレーティングシステムを起動できなくなることを示しています。したがって、デュアルまたはマルチWindowsを実行する予定がある場合は、ベーシックディスクをダイナミックディスクに変換することはお勧めしません。

 

ダイナミックディスクにWindowsをインストールすることができないことに注意してください。解決策については、「Windows7をダイナミックディスクにインストールすることはできますか」を参考してください。

 

または、次のエラーメッセージは表示されます。

 

そのエラーメッセージの詳細な説明については、「解決済み‐十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」を参考してください。

 

方法2:Diskpartでベーシックディスクをダイナミックディスクに変換

Windows 10のディスク1を例にします。

 

① Windowsのアイコンを右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択して、コマンドプロンプトインタフェースに入ります。次に、「diskpart」と入力し、Enterキーを押します。

 

②「list disk」、「select disk 1」、「convert dynamic」と入力してそれぞれはEnterキーで終了します。最後に、「Diskpartは選択されたディスクをダイナミックフォーマットに正常に変換しました」は表示されます。

ディスクの管理とは異なり、その方法では警告は表示されません。しかし、関連するダイナミックディスクの問題も存在する可能性があります。方法1に追加したリンクに記載されている解決策をぜひ見逃さないでください。

 

ディスクの管理とは異なり、その方法では警告は表示されません。しかし、関連するダイナミックディスクの問題も存在する可能性があります。方法1に追加したリンクに記載されている解決策をぜひ見逃さないでください。

 

追加内容:ダイナミックディスクをベーシックディスクに変換

 

ディスクの管理またはDiskpartでベーシックディスクに変換

ディスクの管理とDiskpartの両方で、データ損失なしでディスクをダイナミックディスクに変換できます。しかし、それら2つの内蔵のツールを使用して逆変換を行う場合は、ターゲットダイナミックディスクのすべてのボリュームを予め削除する必要があるため、データが失われます。Windows XPおよびそれ以前のバージョンでは、ターゲットダイナミックディスクを選択し、「ベーシックディスクに変換」を手動で選択する必要があります。それ以降のWindowsバージョンでは、すべてのボリュームを削除するとダイナミックディスクは自動的にベーシックディスクに変換します。

 

MiniTool Partition Wizardを使ってデータ損失なしでベーシックディスクに変換

MiniTool Partition Wizardでダイナミックディスクをベーシックディスクに変換するのはとても簡単です。変換を始める前に、使用者は二つのことを知る必要があります。

このソフトウェアはシンプルボリュームとミラーボリュームを含んだダインミックディスクの変換だけサポートします。

無料版以外のバーションではこの機能が実現できます。


1.ディスクマップ あるいはディスク/パーティション/ボリュームリストのエリアからべーシックディスクに変換する必要があるディスクあるいはパーティションを選択します。

 

 

2.以下の方法を一つ選んで、「ダイナミックディスクをベーシックに変換」オプションを選択します。

a). 左の「ディスク変換」リストから選択します。

b). ディスクマップ あるいはディスク/パーティション/ボリュームのリストエリアでダイナミックディスクを右クリックしてポップアップメニューから選択します。

c). メニューバーの「ダイナミックディスク」のサブメニューから選択します。

 

 

3. 左上の「適用」をクリックして保留中の操作を適用します。

 

4.「はい」をクリックしてダイナミックディスクの変換を実行します。

 

 

5.ディスク変換が自動的に完成された後に「OK」をクリックします。使用中のディスクの場合、「今すぐ再起動」をクリックしてパーティションウィザードは再起動中に変換を完成します。

 

 

ダイナミックディスクに変換する方法とベーシックディスクに変換する方法の詳細については、ベーシックディスクとダイナミックディスクに変換する二つの安全な方法を参照してください。