妻です。
今日もご訪問、ありがとうございます
前回の続きです。
場所は、高松市仏生山の法然寺
この涅槃像とその仲間たちが
2年程、旅に出てしまいます
涅槃像(ねはんぞう)は
寝ているお釈迦様のことをいうようです。
本当は寝ているわけではなく
「入滅した」
というそうです。
「入滅」(にゅうめつ)とは
煩悩の炎が吹き消えた状態
だそうです。
こちらが三仏堂の中、全体の様子。
とは言っても、端から端までは
写っていません(;'∀')
涅槃の後ろの3体の仏像をご覧ください。
弥勒(みろく) / 釈迦(しゃか) / 阿弥陀(あみだ)
本尊三仏が見守っています。
寝釈迦様の近くには…
嘆き悲しんでいる
十大弟子たちや羅漢たちが
周りを取り巻いているのですが、
なんとも表情が豊かです!
羅漢(らかん)とは…
最高位の修行に達した聖者のことだそうです。
こちらの羅漢が着ている着物?袈裟?…
柄は、木に留まる鳥のように見えますね
そして、こちらは天龍八部衆の一部です!
天龍八部衆は、下記の神さまらしいです。
〔1〕天…天界の神々
〔2〕竜…蛇形の鬼神
〔3〕夜叉(やしゃ)…悪人を食う鬼神
〔4〕乾闥婆(けんだつば)…音楽を奏する楽神
〔5〕阿修羅(あしゅら)…闘争を好む悪神
〔6〕迦楼羅(かるら)=金翅鳥(こんじちょう)
…金色の翼をもつ大鳥
〔7〕緊那羅(きんなら)…音楽の神
(特に歌が美しい)
〔8〕摩睺羅伽(まごらが)…人身蛇首の神
上の写真、手前には猿・鶏と、確か犬。
奥に座っているのが
天龍八部衆!
動物たちはたくさんいます。
上の写真には、ヤギや鹿もいますが
猫が一番人気だそうです
こちらは向かって右が今年の干支の龍
そのお隣、ビールでお馴染みの麒麟です。
あとはご想像にお任せします。
下の写真にも麒麟たちが写っていますが、
天井近くに浮かんでいるのは…
雲に乗る、お釈迦様のお母さま
摩耶夫人(まやぶにん)だそうです。
(夫人と書いて、「ぶにん」と読むそうです)
なんとお釈迦様は、
摩耶様が、
木の枝に右手を伸ばしたところ、
腋(わき)から生まれた
という伝説があるとか!
そんな簡単に子宝が生まれたら…
少子化問題はすぐに解決しそうですね
さて、この立体涅槃群像が
香川から県外へ、旅立ちます。
◆東京:2024年4月16日 ~ 6月9日
東京国立博物館 平成館
◆京都:2024年10月8日~ 12月1日
京都国立博物館 平成知新館
◆福岡:2025年10月7日~11月30日
九州国立博物館
詳細は下記をご覧ください。
県外の皆さま
ぜひ、お近くの博物館でご覧いただくか
香川県にお越しください
県内の皆さまには、
ほぼ2年間、見られなくなりますので、
お早めに、行ってみてください
拝観料 たったの350円で
全ての像が見られるますし、
運が良ければ、
桃道さん(写真右)のウイットに富んだ
解説が受けられますよ
今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。