先日、マレーシアに10ヶ月間、高校交換留学に行っていた高校生が帰国するのを迎えに行ってきました。マレーシア語で話す彼女の姿は、
一年前、うちに泊まりに来てくれた時が懐かしいくらい、すっかりお姉さん。
どんな体験をし、何を感じてきたのか、これからじっくり話をしてくれることと思います。
日本の家族や学校と離れ、1人で全く知らない国、学校、ホストファミリーのお家で家族の一員として過ごして来た一年間。
留学したいと思い、できることは恵まれていることかもしれないですが、選択をし、決断し、実行したのは、やはり彼女自身。
彼女の知覚は確実に広がっているんだろうなあと思います。
私も娘を高校一年生でスペインに一年間、息子を20歳でカナダに送り出しました。
帰って来た子ども達は、自分で自分の人生を確実に歩んでいるなと感じます。
親にできることは、邪魔をしないこと。
親自身の知覚の範囲内で、芽を摘まないことなんじゃないかと思います。
見た目は、もしかしたら、何も変わっていないように見えるかもしれません。
もし、そうなら、それは、親自身が変わっていないだけかもしれません。
10代、20代で海外に出る。その経験や言葉の習得が例えば受験や就職等、直ぐに何かに直結することもあれば、直結しないこともあります。
しかし、知覚を広げることは、その後の人生を歩んでいく上で、土台、器を広げることになる、目に見えない大きな影響を与えることは間違いないんだろうなあ、と思います。