今回は、「陰陽師0」を観て参りました
面白かったです!!
これ、安倍晴明が帝付きの陰陽師となる前のお話で、だからタイトルに「ゼロ」と付いてるんですね。
冒頭に、当時の身分格差のことや、陰陽師になるための学び舎があったこと、その学び舎の仕組みなどが津田健次郎さんのイケボで説明されるので、とても取っ付きやすかったです
登場人物がいきなりワケの分からない言葉で喋り出したと思ったら、「当時の言葉では意味が通じないので、ここからは現代語で」とナレーションが入ったのも面白かったですね。
そのせいか、キャスト全員標準語でも、全く気になりませんでした
山崎賢人さん、役作りなのか随分と痩せておられた
呪術の才能がありながらも、陰陽師になることに意欲も興味も全くない、学生(がくしょう)の安倍晴明(山崎賢人)。
ある日、彼は貴族の源博雅(染谷将太)から、皇族の姫(奈緒)を悩ませる怪奇現象の解明を依頼される。
衝突しながらも事件を解決した2人だったが、晴明と同じ学び舎の得業生(学生の中でも成績優秀な者)である橘泰家(村上虹郎)が何者かに殺害されたことを機に、大きな陰謀に巻き込まれて行く…。
安倍晴明と源博雅と言えば、相性バッチリのバディで有名。
本作の山崎賢人さんと染谷将太さんのコンビも、とても素晴らしかったです
染谷将太さんがもう、上手すぎて
新しい名コンビが誕生しました
そして本作、「ゴジラ-1.0」でアカデミー賞視覚効果賞受賞という歴史的快挙を成し遂げた白組が、VFXを担当していることでも注目されています
平安京の空を舞う火の龍・水の龍、クライマックスとなる晴明の派手な呪術シーンなど、ものすごい迫力でした
そしてそして、なんと、京の上空に帳(とばり)が降りましたよ
綺麗な模様の帳が空を覆って行くシーンは、「呪術廻戦」を観ている人なら、ちょっとワクワクするかも知れません
羽生結弦さんのアイススケートの演目を参考にしたというアクションシーンは流れるような動きだったし、呪術シーンの手印もカッコ良かったし、最後の「安倍晴明が命ずる…」に続く呪文の迫力にも痺れました〜
髪がほどけた山崎賢人さん、やっぱり美しかったです
安倍晴明と言えば、過去に演じた野村萬斎さんのイメージが強くて、色白で公家顔の印象がありましたが、山崎賢人さんの晴明も素晴らしかったです!
美しいと言えば、皇族の姫を演じた奈緒さんも
衣装が全部とても綺麗で、華やかでした
そして、我らが板垣李光人くんも
役柄はどうしようもない女たらしの帝ですが、こんなに美しい帝なら納得です
他のキャストの皆さんも豪華で、とても力の入った作品だと感じましたが、これもシリーズ化されるのでしょうかね?
これ1本で終わるのは、もったいないです!
ただ1つだけ、エンディングの歌が本作のイメージにあまり合っていないように感じました。
実はもう、覚えてもいないんですが
こういった作品の場合、別に無理に有名アーティストの歌を流さなくても、洋画みたいに作中のテーマ曲を流すだけでもいいと思うんですけどね。
kagamiko的評価
★★★★☆(4点)