今回は、「禁じられた遊び」を鑑賞致しました
アマゾンプライムの無料レンタルで御座います。
ちなみに、酷評、です
フリーカメラマンの倉沢比呂子(橋本環奈)は、ある日、テレビで親子の交通事故のニュースを目にするが、死亡した母親の名前には聞き覚えがあった。
伊原美幸(ファーストサマーウイカ)。
比呂子と同じ会社で働いていた伊原直人(重岡大毅)の妻であり、かつて比呂子と直人の仲を疑い、生霊となって比呂子を苦しめた女だった。
美幸の葬儀に参列した比呂子は、そこで直人と再会するが、それが恐怖の幕開けだった…。
「恐怖の幕開けだった」…とか自分で書いておいて何ですが、正直、全く怖くも面白くもありませんでした
いえ、それは清水カルマさんの原作小説を読んだ時から分かっていたのですが、なら何故観たのかと言いますと、実はこの「禁じられた遊び」に続く清水カルマさんの関連作品「忌少女」「カケラ女」「禁じられた遊び ふたたび」の3作品を読んだからなんです
正直、どれも微妙だったんですが、全てKindle Unlimitedで無料だったので、お金を節約したい時に借りて読み、ここまで来たら映画も観るしかなかろうと、そういう次第です。
トカゲは敵に襲われた時、尻尾を切り離して逃げても、また尻尾が生えて来る。
なら、トカゲが落として行った尻尾からは、トカゲが生えて来るの?
子供のそんな素朴な疑問に、大人が悪ふざけで間違ったことを教えてしまったのが運の尽き(子供には正しい教育をしましょう)。
次に母親が交通事故で死んだ時、母親の千切れた指を隠し持っていた子供が、それを土に埋めたら…という発想は面白いんですが。
原作を読んだ時、文体なのかセリフなのか展開なのか、全体的に妙な気恥ずかしさと違和感が付き纏っていて、実写ならそれもいくらか緩和されているかと思ったのですが、全くそんなことなかったですね
まず、根本的なところで、ヒロインの橋本環奈ちゃんが、本作には合わない気がしました。
OL時代は可愛らしくて良いのですが…
何がどうなってか、フリーカメラマンになった現在、このベストがとにかく似合わない
ずっと、「この役は高橋メアリージュンやろ」と思いながら観てました
「何がどうなって」の部分は、小説ではちゃんと書かれていましたが、その時も「だからって、少女趣味だった子が、急に服装も性格もガラリと変わるもの?」という違和感があったっけ…。
だって前がこれだもの。
その辺、説明を端折るなら、少女趣味だった設定は変えても良かったんじゃないですかね?
原作でも特に生きてない設定でしたし…。
逆に、美幸を演じたファーストサマーウイカさんは良かったと思います
ほぼスッピンに近いナチュラルメイクで、新鮮でした。
蘇った美幸の造形も、良かったと思います。
埋められていた土の近くに花が咲いており、それと混ざったのか、身体中に根のような模様が浮き出て、花も咲いたり…。
まあとにかく、使いたくなる気持ちは分かるけど、猫も杓子も橋本環奈ではアカンでえ…という作品でした
誤解のないよう言っておきますが、私は橋本環奈ちゃん大好きだし、決して橋本環奈ちゃんのせいではないけれど…。
もっと怖い邦画ホラー、プリーズ
kagamiko的評価
★★☆☆☆(2点)