今回は、Netflixオリジナル作品の「ドラキュラ伯爵」を鑑賞しました(^_^)


↓予告編はこちら↓



連日、新型コロナの話題と、毎日増えて行く感染者の数に、気が滅入ります。
これまで後手後手だった政府も、イベントの自粛や学校の休校などをハッキリと要請し、やっと現状に追い付いた感がありますが。
それを受けてTDLやUSJも休園…世界中から人が集まり、長時間パーク内で人の動きが生じ、飲み食いもする場所なので、まあ当然だとは思いますが。
映画館は特に何も言わないな〜、と思っていたら、今日、テレビで専門家が「隣の席は空けた方がいい」と言ってました。
でもこれ、予約の段でこっちは両隣空けて席を確保していても、空気の読めない人が後から埋めて来る場合もあるわけで。
だったら映画館の方が、最初から前後と両隣を空けた席だけ販売してくれたら、まだ安心して観に来られるんじゃない?と思ったりもするのですが、どうでしょうか。
かく言う私は、実は2/14に観た「ナイブズ・アウト」を最後に、映画館へは行っていません(>_<)
観たい映画は続々公開されていますが、やはり勤務先が病院である事と、高齢者2人と同居している事を考えると(ついでに私自身にも基礎疾患あり)、今は自粛せざるを得ず…。
とは言え、毎日、電車とバスで通勤していれば、もう誰からもらってもおかしくはないんですけどね〜。
というわけで、今はもっぱらNetflixやAmazonプライムにお世話になっています。
皆様も、くれぐれもお気を付け下さい!

さて、本題です。
本作は、映画ではなく、全3話(1話約90分)からなる、オリジナルドラマです。
第1話は、元々のブラム・ストーカー著「吸血鬼ドラキュラ」に忠実な内容になっているようですね。


弁護士であるジョナサン・ハーカーは、英国への移住を考えているドラキュラ伯爵の不動産購入の手続きのため、トランシルヴァニアにある彼の居城にやって来ました。
しかし、英語を教えて欲しいなどと頼まれ、帰してもらえなくなります。
遂には城でほぼ監禁状態となるのですが、何故かハーカーの容姿は日に日に衰え、老人だったはずのドラキュラ伯爵は逆に若返って行くのでした。

上矢印修道院に保護された時のハーカー。

ドラキュラ伯爵が人の生き血を吸う化け物だと気付いたハーカーは、命からがら城を逃げ出し、漁師に助けられて、とある修道院に保護されます。
しかし、そこへドラキュラ伯爵が、ハーカーを追ってやって来て…。


この第一話は、城の内装や調度品などの美術が素晴らしく、古典的なホラー映画の雰囲気があって、凄く良かったです。
物語は、修道院に保護されたハーカーが、ドラキュラ伯爵との日々を、ある修道女に話して聞かせる回想の形で展開して行くのですが、この修道女の名前が、アガサ・ヴァン・ヘルシング


ヴァン・ヘルシングというのは、原作でもドラキュラ伯爵の天敵として登場した博士の名前で、彼を主役にした映画も作られているし、Netflixにもオリジナルドラマがありますね!

上矢印こちらは、2004年公開の映画。

そして第二話では、英国へ渡る船の中で起こる連続殺人事件が描かれます。
この船にはドラキュラ伯爵が乗っていて、当然、連続殺人の犯人は彼なのですが、第一話と比べて登場人物も増えるため、面白かったですね。
ただ、せっかく色々と事情のありそうな登場人物がたくさんいたのに、そこはあまり深く掘り下げられなかったので、ちょっともったいなかったかなと思います。


そして最終話では、ドラキュラ伯爵が現代に蘇ります
この辺りはもう原作にはない要素ですが、最近の映画などではよくある展開でしょうか。
最初は現代技術に戸惑いつつも、すぐに使いこなして行くドラキュラ伯爵。
ある女性との出会いが、彼の運命を左右することに。
ラストは、まさかこういう着地になるとは思いもしなかった、予想外の展開でした。
序盤はドラキュラ伯爵の出番が少ないのですが、その割にホラー色が一番強い回でもありましたね。


各話で舞台設定や見所が変わって来るので、総体的にはなかなか面白かったと思います。
でも、ドラキュラ伯爵やその他の登場人物の内面に、もっと踏み込んでも良かったかな。
特に第二話では、そう思いました。
でも、雰囲気はバッチリでしたし、こういうゴシックホラーが好きな方は、そこそこ楽しめるのではないでしょうか。
吸血鬼に対する斬新な解釈もあって、見応えはありましたよ!


ただですね、致命的に不満だった点がありまして…。
それは、キャスト陣に今ひとつ魅力が足りなかったこと!
ドラキュラ伯爵からして、若返った姿でもそれほどイケメンではないし、弁護士のハーカーも、普通のオジさんでしたからね下矢印


第二話の船の乗客になかなかのイケメンが1人いましたが、せっかくのイケメンも上手く料理し切れていなかったのは残念でした。

上矢印とにかくドラキュラ伯爵の見た目が好みじゃない…けど、雰囲気はあると思いました。

私の大好きな作品の一つに、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」という映画がありまして。


吸血鬼ものなんですが、これがまたイケメン揃いの作品だったんですよね。
なんたって主演がトム・クルーズ
W主演的な立ち位置で、ブラッド・ピット


他にも、アントニオ・バンデラスや、クリスチャン・スレーターなど。
吸血鬼のアジトで血を提供させられていた人間の男の子まで、かなりの美少年でした。
そして、男性陣だけでなく、当時、人形のように美しかったキルスティン・ダンスト嬢!


やっぱり吸血鬼って、見目麗しくてナンボだと思うんですう。
もっと言うなら、BLを匂わせてナンボだと思うんですう←
本作においては、その辺りが個人的にちょっと物足りなかったかな。
あ〜、久々に「インタビュー…」観たくなっちゃった!


kagamiko的評価
★★★☆☆