Amazonプライムビデオで、「ゾンビスクール!」を鑑賞しました(^-^)

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↓作品詳細はこちら↓


やっぱ、先生って大変ですね(´・ω・`)

私は基本的に映画館で観た新作映画のレビューを書いていまして、DVDで観たものまではあまり書きません。
書くのは、よっぽどの理由がある時です。

うん、要するに、最高に面白かったんですよね(≧▽≦)

こちらの「ゾンビスクール!」は2016年に日本で公開されましたが、劇場上映中には見逃してしまった作品でした。
DVDレンタルが開始されて、かなり経った頃、ふと思い出してレンタルショップで探したのですが見当たらず。
わざわざ店員に聞くのもアレなので(←簡単に言うと「恥ずかしい」)、何となく放置していました。
ところが、とあるオリジナルドラマを見るために入会したAmazonプライムビデオで、無料視聴できることに気付き、喜び勇んで観た次第であります!

と、前置きが長くなりましたが、あらすじを。

ゾンビと化した子どもたちと変人だらけの教師たちが繰り広げる壮絶な戦いを描いたゾンビコメディ。小説家の夢をあきらめ、母校の小学校の臨時職員として働きはじめたクリント。しかし登校初日から、生意気な子どもたちや変わり者ばかりの同僚たちに翻弄されてしまう。その日の給食は子どもたちが大好きなチキンナゲットだったが、食べ終えた生徒の様子がどこかおかしい。やがてその生徒はゾンビとなって周囲の子どもたちを次々と襲撃し、校内は瞬く間にゾンビだらけになってしまう。教師たちはすぐに学校を閉鎖し、凶暴なキッズゾンビたちに立ち向かう。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのイライジャ・ウッドが主演&プロデューサーを務め、「ソウ」のリー・ワネルとテレビドラマ「Glee」のイアン・ブレナンが脚本を担当。
(映画.comより)

これねえ、そりゃあもう、いろんな所からクレームが来そうな内容なんですよ
(;^ω^A

まずは、事の発端となるチキンナゲット。

ゾンビ映画では、原因や感染源が明らかになることは少ないですよね。
でもこの作品では、汚染されたチキンナゲットが原因だと、最初から観客に明示しているのですね。

映画のオープニングでは、チキンナゲットの製造工程が描かれます。
工場で鶏肉が捌かれ、ミンチにされ、ナゲットの形に整えられ、謎の粉(衣か調味料)をまぶされ、油で揚げられ…という映像が、流れるように画面に映し出されます。
その合間に、腐った鶏肉や、鶏肉に湧く蛆虫の映像が挿入されるので、オエッてなります。
で、このナゲットを食べた子供が、ゾンビになっちゃう設定なんですね。

チキンナゲット業界、狙い撃ちやん( °д°)

昔、某ファーストフードのハンバーガーのパティはミミズの肉で出来てる、とかいう都市伝説がありましたが、それってお店にとったら、いい迷惑(--;)
でも最近、汚染食品問題は現実に起こっていますし、よく知りませんがアメリカでも似たようなことがあって、それを踏まえた風刺の意味合いがあるのでしょうね。

そして、子供がゾンビになる設定も、割と珍しいのではないでしょうか。

アメリカのドラマ「ウォーキング・デッド」で、仲間の子供が行方不明になった後、結局ゾンビ化して現れた時は、ゾンビ映画を見慣れた私も軽くショックを受けました(:_;)
やはりどこかで、「子供は最終的に助かるもの」と思っていたのでしょうね。

それをこの作品では、軽く覆してみせています!

もちろん、これまでも子供のゾンビが出て来る映画はありました。
でも、ポイントで登場するくらいで、ここまで大量の子供がゾンビ化する設定は、私は見たことありません。

この映画に出て来る大人(教師や親)は、子供ゾンビ集団に食われるか、逃げ惑うだけ。
しかし、いつまでも学校に立て籠もっていても殺られるだけ、車を使って外に逃げようと決意した瞬間から、教師たちの反撃が始まります。
学校にある様々な道具で武装し、襲って来る子供ゾンビ達をバッタバッタと殺して行くんですよね(T▽T;)

よくPTAが黙ってたな!

いや、アメリカにPTAなるものがあるのかどうか知りませんけど(;^ω^A
それにしたって、これは日本じゃ作れないよな〜と思いました。
ある女教師なんて、子供を見て「殺せ〜!!」って叫んでましたからね!

しかし、子供に頭が上がらない世の中ですよ。
何度言っても分からない、悪さをやめない生徒には、先生だって人間だもの、思わず手が出ることもあるでしょうよ。
それが、前後の状況お構いなしに、すぐ「体罰だ」って言われちゃうんだから、先生もやりにくいですよね。
理不尽な要求をして来るモンスター・ペアレントもいるそうですし。
子供だけでも手を焼いてるのに、大人まで子供みたいなんじゃ、先生、もう頭がおかしくなっちゃうよ!

…ってわけでもないでしょうが、本当にこの映画に出て来る教師は、個性的…というか、変人が多いんです。
アクの強い教師同士のやり取りを見るのも楽しかったのですが、それは置いといて。

アメリカの学校事情がどうなのか、私はよく知らないのですが、日本人としてこの映画を観ると、その辺りの世相も反映されているような気がしました。
生徒とその親に抑圧された、先生達の逆襲ですよヽ(`Д´)ノ

そんな風刺がききまくったこの映画ですが、劇場公開時はやはりR15指定だったようです。
それもそのはず、グロい描写が多いです。
ゾンビと化した子供が、殺した先生の腸で縄跳びしているシーンはさすがに笑いましたが(;^ω^A

え、それ、笑うとこ?

YES、笑うとこ(・∀・)

子供ならではの無邪気な残酷さがまた、普通のゾンビ映画とは一線を画していたと思います!

脚本は、「SAW」のリー・ワネルと、「Glee」のイアン・ブレナン

ワタクシ、「SAW」はもちろんですが、「Glee」も大好きなんです(*^.^*)
アメリカのテレビドラマで、高校のGleeクラブを舞台にした、ミュージカルシーン満載の良作ラブコメ!
Gleeクラブの面々もかなり個性的なので、「ゾンビスクール!」のキャラクター描写に関しては、イアン・ブレナンの手腕が大いに発揮されたようです(^-^)

そして、リー・ワネルに至っては、今回、本作の脚本だけでなく、俳優としても出演を果たしているんですね!
これまた変わった教師役で、面白かったです(*^.^*)

この「ゾンビスクール!」、ジャンルとしてはホラーコメディに分類されると思うのですが、真面目なゾンビ映画にも決して引けを取らない作品です!

私はずっと「ホラー映画の上映時間は90分くらいが丁度いい」と言い続けて来ているのですが、こちらはドンピシャの88分だったところも、個人的にはポイント高いです(*^.^*)
中だるみもなく、テンポ良くストーリーが展開していました。

でも多分、真面目な人は観ない方がいい映画なんだろうな、と思います。
色々、引っ掛かるところがあると思うので(;^ω^A
ホラーを笑って観られる人、映画なんだから多少のことはいいじゃんと思える人なら、きっと楽しめる、はず!?

ちなみに今回のブログのタイトルは、現在公開中の甘酸っぱい恋愛映画をもじった、

悪ふざけです、はい、完全にm(__)m


kagamiko的評価
★★★★★

!注意!

「kagamiko的評価」は、あくまでも個人的な嗜好に沿った評価です。
真面目な方が本作品のレビューを書いたら、★は1つか2つと思われます。
しかし、私と似通った趣味嗜好の方であれば、きっと気に入っていただけることと思いますm(__)m