大学入試で出題される非共有電子対の個数問題は,
まず,電子式は最外殻電子数だけ点を書くこと
共有電子対1組につき点々2個を使うことから,
{(最外殻電子数の総和)-(価標の数)}÷2
でも出すことができる。実際に点を書きたくない場合はおすすめ。
(例題)二酸化炭素の非共有電子対はいくつか。
構造式は O=C=Oで,16族2個,14族1個で点々の数は6×2+4=16
価標は4つあるので,2×4=8個が共有電子対として使われている。
16-8=8が非共有電子対の点々であり,8÷2=4 4つの非共有電子対がある。
(例題2)メタノールの非共有電子対はいくつか。
化学式CH3OHであり,価標は5本
14族1個,1族4個,16族1個の点々の数は4+1×4+6=14個
5×2 = 10が共有電子対として使われる。14-10=4個
よって非共有電子対は4÷2=2個ある。
※実際に描いて確かめてみてください