駅前のムクドリの大群…取材カメラもフンまみれになるほど そこに新対策『高周波で音のバリアを作る』高周波の発射装置「バードソニック」設置した日はどうなった
2023/12/5(火) 18:55配信
MBSニュース
岡山理科大学 辻維周教授
駅前に集まるムクドリの大群に対して、『高周波』で撃退しようという取り組みが行われています。
【写真を見る】JR加古川駅前のムクドリの大群…あたりはフンだらけで取材班のカメラもフンまみれに
空を黒く埋め尽くす黒い大群。兵庫県のJR加古川駅前の木にとまり、けたたましい鳴き声を響き渡らせるのはムクドリです。
(街の人)「耳にツーンってくるぐらい、騒音レベルですね。いないほうがそりゃあ快適ですよね」
ムクドリによる被害は騒音だけではありません。地面はあたり一面ムクドリのフンだらけです。
(街の人)「フンが困りますよね。下が汚くて」
(街の人)「フンとかもすごいですよね、歩道とか」
取材班のカメラにも5分ほどでフンがベットリ付いてしまいました。地元住民らによりますと、ムクドリが現れるようになったのは数年前からで、夕方になるとこの状態になるといいます。今年は特に数が多く、商店街の店主らは頭を抱えています。
そんな中、12月3日、商店街に1人の助っ人がやってきました。岡山理科大学の辻維周教授が持って来たのは、教授が共同開発したその名も「バードソニック」。高周波を発射する装置だといいます。
(辻維周教授)「高周波で音のバリアを作って、その中に動物・鳥を入れない」
自らが開発したこの装置を使って幾度も空港や線路などに寄ってくる鳥やシカなどの野生動物を撃退してきた辻教授。高知県でムクドリに使用した際は効果てきめんだったということです。スイッチを入れてみると、人も少々不快に感じる音がしますが、この高周波こそ動物が嫌がる音だといいます。果たして加古川のムクドリに効果はあるのでしょうか?
日が落ちて空も暗くなってきました。いつもとほぼ同じ時刻にムクドリが集まり始めました。徐々にその数が増えていきます。
(記者リポート)「午後5時です。遠くの空をムクドリが飛び始めました。いつもとまっている木の近くを飛んではいるんですが、まだとまってはいないようです」
空を旋回するムクドリ。高周波を嫌がって木にはとまらないのか…と、その時!
(記者リポート)「うわ、一気に…ムクドリが一気に木にとまり始めました」
約500羽ほどのムクドリが木にとまりました。次第に鳴き声はバードソニックが出す音よりも大きくなっていきます。
様子を見に来ていた加古川市の担当者は…
(加古川の担当者)「今とまっている数はほぼ同じだと思います。ただ、これが嫌がっている状態なのか、いつもの行動なのかっていうのは、まだわからないですね」
高周波の効果は無かったのか?教授に改めて聞いてみました。
(辻維周教授)「(高知でも)1回目がダメで、2回目は周波数と音圧を変更したらうまくいった。ちょっと気長に周波数を変えながら調整をしていくということを今までずっと繰り返しています」
ムクドリとの戦いは長期戦になりそうです。
個人の意見
昨年、戸袋に巣作りされて、今年は年始頃からガサガサと出入りが開始。
GW頃からけたたましくヒナが鳴いており、そろそろ巣立つはずですが、今日も鳴いています。
に関してはウェブの検索で、害鳥として扱われていますが、かつては「平均的なムクドリの家族(親2羽、雛6羽)が1年間に捕食する虫の数は百万匹以上と研究。害虫1匹を駆除するのに1円の経費が掛かるから、年間百万円の効果」だと農林鳥、益鳥と言われていました。
巣材で戸袋が詰まって雨戸が開かなくなるし、病原菌を疑う不潔さと部屋にまで漂う悪臭はキツいけれど、生き物に対して「何か」することは良心の呵責に耐えられません。今は悪臭をガマンして、大仕事になるけれど鳥がいなくなったら巣の撤去をしたいと思っています(去年も大変でした)。
ちなみにムクドリをはじめカワウも含めて野生動物というのは、鳥獣保護管理法の下で守られています。
自宅の戸袋とはいえ、原則的には、そのムクドリを駆除(卵や雛を駆除して、勝手に巣を撤去することも法律違反)するのは違反となります。
巣を確認し、卵や雛がいたら、各自治体に有害鳥獣捕獲申請をした上で撤去、あるいは空の巣は法的に問題がなくなるので、巣立ってから撤去をするのが手順だそうです。
スピリチュアルな意味としては、以下の通り。
「ムクドリ」いい意味での解釈
少数のムクドリが飛んでいたり、庭先にやってきたなら、それは良い方向に進んでいることのサインになります。
もしムクドリのつがいを見たなら、それは恋愛運が上がっていく暗示になっています。
出会いを求めてみると、良い結果に繋がるかもしれません。
ムクドリが家に巣を作った場合には、その家は幸福がもたらされると言います。
その巣にひなが誕生すればますますやかましいですが、大切にしてみると幸せが舞い込むことになりそうです。
ホントかよ。頼むぜ、ムクちゃん。