kafstudioのKiln Note(改) -22ページ目

kafstudioのKiln Note(改)

札幌で「キルンワーク」専門のガラス工芸教室kaf studio(カフスタジオ)の開業奮闘記。
スタジオHP http://www.kafstudio.net

旧ブログはこちら→http://ameblo.jp/megdeed/

本日は結構な広範囲で風の強い日だったようですね。

札幌ももれなく吹雪でした。

あちこち支障が出ているようなので、皆さんどうか無事で…。


スタジオの外には2度目の氷柱(初代は2/3のブログ に)今回は結構成長したので、遊んでみました。


kafstudioのKiln Note(改)


ムーミンに出てくる、ニョロニョロ。

過日、ちょっと気温の上がった日に倒れてしまったのですが、冬ならではの遊びでした。



そして先日、ちゃった工房 から応援物資が。

kafstudioのKiln Note(改)

ガラスの色粒です。

これは、なによりも嬉しいです!

ウッキウキします!


kafstudio、皆さんの優しさで出来ております。


ちゃったさんこと、中川晃さんは現在札幌で2つの展示会に出展中。

札幌お近くの方はぜひ!


sapporo Craft TAG part1「URARAKA」3人展

3月15日(金)まで

札幌市中央区大通2-7大通ビッセ2F

YUIQ (ユイク)内 10時~20時


sapporo craft TAG展 「Life Spice20」

こちらは明日3/3の16時まで!

札幌市中央区南1条西3丁目2

大丸藤井セントラル 7階 スカイホール


そして私の参加する展覧会ももうすぐ!

今、ハラハラしながら準備中です。

こちらはkafstudio のHPにスケジュールと在廊日をアップします!





なにかの書籍で読んだのですが、確か仏陀の言葉に


「対面同席五百生」(たいめんどうせきごひゃくしょう)


というのがありました(…あったはず)


すれちがったり、対面したり、同席したりするだけの人でさえ、前世でもなにかしらつながりがあり、一緒に過ごしている


と、いうような意味の言葉です。

解釈にはいろいろあるようで、

「500回は人生を一緒に過ごしている」という場合や

「500回生まれ変わってようやく出会えた人」など。


すれ違った人、お店の店員さん、駅員さん、自分が今までとこれからと、出会っていくたくさんの人を総カウントしたらどっちの解釈があってもおかしくはないと思いますし、きっといろんな解釈があって良い言葉なんだと思います。(注:個人の感想です)


コンビニのレジの人、レストランでサーブしてくれる人、たまたまエレベーターで一緒になって、世間話しちゃった人なんかも、なんだか適当には出来ない気持ちになります。


とにかく、そう考えると自分が出会って話して名前を憶えて…という人の縁も「すごいな」と思いますし、そんな中、友達になったり、恋人になったり、結婚してお子さんいたりなんかするともう「なんだそりゃすごいな!」と…アウェイの土地に来て、たまに思います。


今まで渡り歩いてきた教室で出会った生徒さんたちも、なにかしらのつながりがあるんでしょうねぇ…。

ホームシックならぬ東京シックになるのは、生徒さんたちに会いたくなるからなのです。


「自分らしさ」がそこにはあり、

「自分らしさ」というのは自分が作るのではなくて、周りの人に作ってもらえると、感じるのです。


愛すべき古巣「グラスアートクラス」に入りたての頃に聞いた主宰の言葉

「生徒さんは自分の時間とお金を削って来てくれていることを心に留めておくこと」


今は無きガラスの学校で、W担任を一緒にしていた鍛金作家さんの言葉

「自分が満足するんじゃなくて、生徒が満足する授業したいよね」


この2つが私の講師業の軸になっています。

出来るだけそれに忠実に、しなやかに、面白く、かっちょよく。

…実際はだいぶ漫談になっていることが多いですが。


自分が教える仕事で関わってきた人の数を、数えておけばよかったな…。

その数だけ、支えてもらってる証ですからねぇ。


そういえば先日、スタジオ用のカップを新調しました。

いつか自分のスタジオを持ったら使いたいと思っていたシリーズです。


当初は自分用のカップを探していたのです。

8年近く探していたカップが札幌に来てあっさり見つかり、「初デートか?」ってくらいドキドキしながら買いに行った先で、タイミングよく2月限定価格!

1個の代金で2つ買えました。

これもなんかのご縁ということで…



kafstudioのKiln Note(改)

自分のどれだっけ?にならないように、色違い。

今は2つで間に合うことが多いですが、生徒さんが増えるごとに増やしていこう。


頑張って仕事しよう。


と、思った次第です。



時々思うのです

「睡眠貯金ができたらな」と。


眠っておける時にガバッと眠って

「はぁ~!!ダメだ!眠い!でも今寝たら間に合わない!!!!」

と、いう時に貯金をおろすのです。


…そうならないように計画立てて進めなさいよ?

と思いますね。

私も思います。

でも、それが出来ないのです。


日本には素敵な四季があって、食べ物にも季節があって、旬があります。

これは待ってはくれません。

ガラスは待ってくれますし、食べ物のように急速に傷みません。むしろ耐用年数は長いです。

でも、いくらベストな作品が出来ても、展覧会よりもだいぶ前に作ったものには「間」が出来てしまい、不思議な違和感が発生します。



展覧会までの制作スケジュールを組んで、モチベーションも整えて、作り上げる人。

ダダダダー!!と制作をして、それから展覧会スケジュールを立てる人。

長期の制作でもモチベーションは落とさず、すべての過程を1つの作品とする人。

制作の仕方は人それぞれ。


展覧会があるとわかっているので早めに作り始めるのですが、いざ展示となった時に何かが違っちゃうことがあります。

「今」とのズレが、そうさせるのか…


なので結局会期2か月前くらいから「ヒャー!!」とか「ギャー!!」とか(心の中で)言いながら作ったものが展覧会に並ぶことがほとんどです。



棚を片づけたりしていると、久しぶりに手にするCDに懐かしさを覚えるのと同時に、音を聞いていないのに、なんとも言えないソワソワした思いやセンチメンタルとも似たような気分になることがあります。



それはその時の「今」を思いだしているからなんだと思うのです。



部屋片づけしていて、気が付くと昔集めていた雑誌や漫画を真剣に読みふけってしまった、というのにも、ちょっと似ています。

その時を懐かしく思う感覚が、いろんなもの(思い出や感情や感傷)をひっぱりあげてくれるというか。



音楽を作った人はその時の「今」をアルバムに収め

その「今」に共感して、私はそれを手に取る。



私が作るものにも少なからず私の「今」が入っているから、作り置きが出来ないのだなぁと、最近になって気が付きました。



「取って出し!」

「焼きたて!」

「期間限定!」

「今が旬!」


なのでしょう。



制作する時は音楽を聴きながら。

それはその時の「今」の心にひっかかる音に縋って、想像して、浸りながら、制作に浸るんだと思います。

聞く音楽に作品が左右されることもあります。

でも、それが「今」で。

多分、何年か後に今聞いている曲を聴くと、ソワソワしたような、センチメンタルとも似たような…になるのでしょう。


私の作品が、

誰かの「今」に共感して、

いつかそれを見てソワソワしたような、センチメンタルとも似たような…になってくれたら

そんな素敵なことはないです。



kafstudioのKiln Note(改)   kafstudioのKiln Note(改)



ガラスは行儀良く窯入れ待ち。

出てきたガラスはなんだか一番キレイなので、「出来れば型ごと作品にしてやりたい」と思う最近。

なにか次のスタイルのきっかけになりそうな、感覚です。









札幌は雪祭り真っ最中です。

今日は天候もそれなりだったので結構な人出でした。

ですが、やはりいつもより観光客が多い気がしますね。


kafstudioのKiln Note(改)


用事で外出した私も気が付けば雪祭りの人の流れにのまれ…雪祭りの会場におりました。

油断するとなぜか自転車押しながらの人も流れに紛れ込んでいて、突然の車体出現にビックリしたり。

(雪道でも時々自転車の人を見かけます。勇気百倍な人たちです)


雪祭りは意外と期間が短くて、6日から11日までとのこと。

なので、とにかく人、人、人、迷子のお知らせ、人、人たまに雪像。


流されて歩いていると思いだすのは「初詣」

あの感じです。

とにかく人、人、人、「ここから階段です」、人、人たまに灯篭。


似ている光景でした。



 

kafstudioのKiln Note(改)


kafstudioのKiln Note(改)


写真は昨晩遅く、帰り道で撮影したもの。

照明はほとんどおちていましたが、貸し切り雪祭りでした。



けっこうな遅い時間に、吹雪の雪を除雪作業していたり、雪像を修繕している人がいたり、それを見ている酔いど…いい気分な人も結構いまして、もれなく私もボヘーと鑑賞。

海外の観光客の方も嬉々として撮影大会。


作業している人、

いい気分で観てる人、

ボヘーとしている私

楽しそうに撮影しまくっている人たち


いろんな状況の人がたくさんいましたが、なんとも交差しない光景で、なんの変哲もない時間でしたが、

なんだか印象的でした。


淡々としている光景でも、そこにはトゲトゲしたものがなかったからなのでしょうかね?

私が切り取った一面だけですが。



「人のために生きるんじゃなくて、 自分のやりたいようにやって、それが自然と人のためになるような生き方をしたいよ」


って誰かが言っていた言葉が頭をよぎりました。


なんでしょう?

何かがピッときたんでしょうね。

でも何からそれを思ったのかは、顔面に当たる雪粒の痛さにすっ飛ばされました。


なにか大事なスイッチをみっけたような気がするのですが…





昨日は久しぶりの緊急地震警報。

アワアワしながら窓を開けたりドアを開けたり、ヒーターを切ったりしましたが、札幌は無事でした。

実家の方は震源地に近かったので結構な揺れだったようですが、被害は物が少し倒れて、写真立てのガラスが1つ割れただけだったようです。

自作のグラスも落ちたそうですが、無傷!肉厚ガラス素晴らしい!

気にかけてくださった皆さん、ありがとうございます。

余震には気を付けましょう。本当に。


そして気が付けば節分でした!!!

そうでした…忘れてました…。

そういえば、地域によって撒くものがちがうとか。


大豆だったり

落花生だったり


あなたのお住まいは何でしたか?

ちなみに私が今まで経験した「オリジナル節分」は


落花生(殻付)を部屋に撒く

飴・チョコなどの個別包装のお菓子を部屋に撒く


でした。

どちらもマンションにお住いの事情があって、「部屋を汚さず」・「どうせ外には撒けないならば」で、これになっていたようです。

終わった後に各部屋にキャッキャキャッキャしながら拾いに行く楽しさがありましたねぇ。

特にお菓子の方、撒いた部屋にさっさと戻って拾いたいテンションの具合はマックスでした。


私は小さい頃は都会4:田舎6な場所で戸建住まいだったので、外にむかってばんばん大豆を撒いていた「基本的節分」でした。ひいらぎとにぼしの頭、玄関先にありました。

ひいらぎ&にぼしヘッドはさておき、

ちょっと、憧れました。お菓子撒き節分。


憧れを実践してみようと仕事から帰った夜中に1人、テンションあげつつ小声で「鬼はソトー福はウチー」と飴をばら撒き、後、一人地道に拾うのに虚しくなった去年。


…そりゃそうですね。


はたからみればちょっと愉快な人だったかと、思います。

もしくはだいぶ疲れていた人ですね。

誰にも見られなくてよかった…。


そんなことを思い出しつつ、窓の外をみましたら、材料入れの上に逆つららのような氷が。


kafstudioのKiln Note(改)


どうやら換気扇の排気口の出口付近で温かい空気が水滴になって、落下した先で凍ってこうなったようです。

日によって氷の色が違うのが、面白いですね。


氷はその日の気温などで変わると思うのですが、

実はキルンワークでのガラスも粒の大きさによって透明度が変わります。


大きいガラス粒を使うと透明度が高く

細かいガラス粒になると不透明(白色)に。


この氷の場合、ガラスに例えると

上から大きい粒と細かい粒を交互に積み重ねて焼いた時みたいな感じです。

透明と白い部分の境界線も、ガラスでもこんな感じに「フワッ」とします。


この、ガラス粒の大きさ(粒度)を変えて、色ガラス粉の濃度と組み合わせて表現の幅を深めるのがキルンワーク技法の1つ「パート・ド・ヴェール」という技法にあたります。

フランス語で「ガラスの練り粉」という意味で、どちらかといえばガラスの細かい粒(上白糖や粉砂糖くらいの細かさ)のガラスを主に使って、それに色ガラスの粉を数パーセントから数十パーセント加えて、混ぜて、型に詰めたり、糊を加えて型に張り付けたりしながら制作するものがベーシックです。

(スタジオHPにパート・ド・ヴェール技法紹介用の作品制作中ですので、詳しくはそちらに写真付きで書きますね。アップは…しばしお待ちください)


札幌の冬の景色で「おぉ~、ガラスっぽいなぁ。」

と、雪や氷を見て思うことは多々あるのですが、

「じゃ、これはメッシュ0とメッシュ4で交互に…」と、考えてしまったり。

(メッシュ=粒の大きさをそう読んでいます。注:正式用語ではないです)



もうファンタスティックではないですね。

ロマンチックも、どっかいってますね。



見方が確実に「ヲタク」ですね。


多分、

もうすぐ始まる雪祭り(地震の影響なかったかしら…)も、ある程度「わ~音譜」とか言いながら見たらば、

「これ型取るとしたらどっから…?」的な見解で観そうな気がします。


見方がマニアックですね。


キルンワークはデータを取ったり、型取り作戦を考えたり、色の詰め方やガラスの詰め方を実験したりが好きな人向きです。

そこに「窯を開けてみてからのお楽しみ」要素が加わります。

…やっぱり、実験みたいですかねぇ。


でも、ドラマチックとファンタジックがそこにあるのは「ガラス」だからなんでしょうかねぇ。


さ、外は寒いですがこの一週間も心は温かく、穏やかで笑顔おすそ分けする気持ちで参りましょう。

私は制作…進めないとな…。