完結編・・・(笑)
スカイ・ステージ・トーク Dream Time「月城かなと」さん編。
お2人からのれいこさんへの質問コーナー
英さん:「元気の源は?」
れいこさん:
「みんなとしゃべる時間と、猫と、あとは家で過去の作品とか見てる時。それで、チャージしてます!」
英さん:「セーラームーンとか見るんですか?」
れいこさん:
「セーラームーンですか?! セーラーム~~ン・・・ たまにね。たまに。たま~~に見ます。」
礼華さん:「昔のタカラヅカの作品とかを・・・」
れいこさん:
「そうそうそうそう、舞台の事で悩んだ時は、舞台を見るのが一番元気になるので。」
英さん:「猫ちゃんかわいいですね・・・」
「猫はね! もうすぐ2歳。」
(あたまに帽子をかぶせた愛猫のちゃいくんの画像が登場していました! う~~ん、目が大きい!)
英さん:「猫って成長早いから・・・」
れいこさん:「何で知ってるの?!」
英さん:
「私、猫好きなので。実家飼ってます。こういう柄の!ウシ柄の猫ちゃんなんです。もう10年なりますけど・・・」
英さん:「かわいいですよね、猫・・・」
れいこさん:「かわいい」
礼華さん:
「タカラヅカの作品の中で、恋人と結婚相手と友人にするなら、何がいいですか?」
(その質問すきやね~と、英さんに突っ込まれる礼華さん!)
れいこさん:
「恋人なら、リチャードとかいいんじゃない!? 世界中どこでもVIPな旅に連れてってくれそうだし、結婚するとなると、ちょっと、あの人、エマで頭いっぱいだから、ちょっとアブナイかなって感じがするけど。」
「結婚するなら、やっぱり川霧の幸さんじゃないですか! 幸さんはだってイイ男過ぎるから!しかも、ねぇ、若棟梁だし! 将来も安定しているし(笑)。 清さんとか半さん、苦労するじゃない、きっとね。イイ男だけれど。きっと幸さんは、男に慕われる男性ってカッコいいよね!!結婚するなら幸さんじゃないですかね。」
「おともだちぃーー?! でも、わたし、俊藤さんとかとは、ちょっと、友達になってみたいかな!?(笑) 友達だったらどんな感じなんだろうみたいな。気になるところではあるので、それで。」
英さん:「お化粧や髪型、ファッションにおけるこだわりは?」
れいこさん:
「舞台化粧でも、どっかにちょっとは抜けは創るようにっていうのは、意識してます。なんか、目も眉も、たとえば陰影とか、口紅の色とかも、全部強すぎると、なんていうかなぁ、隙が無さ過ぎて、抜け感が無くなっちゃうので、なんか目とかシャドーとを、わりと濃く描きたい役だったら、眉毛とかもいっしょにパウダーで描いて、濃くなり過ぎないようにしたりとか。陰影をきっちりつけたいんだったら、シャドーとかは、ちょっと控えめにするとか。いろいろバランスをとって、どこかに必ず抜け感はあるようにというのは、いつも意識してやってます。」
礼華さん:
「ラッチマンさんの時に、すごいアイシャドーが濃いのが新鮮で、映像見た時もすごい濃く描いてらっしゃって・・・すごいお聞きしたかった・・」」
れいこさん:
「あれは肌色が黒かったから、難しいなと思って。過去の方を見ると、ピンクっぽいのを乗せてたりとかしたんだけど、う~ん、それよりもわりと紺とかのほうがいいかなと思ってバランスを取りつつ・・・難しいんですけどね。どっかで足し算・引き算したほうがいいんじゃないかなって思います。」
英さん:「髪型とかはありますか?」
れいこさん:
「髪型も抜け感! わりと舞台で遠めから観るので、近くで観て流れとかあっても、遠くで観るとわかんなくなったりとかもするので、遠くで観た時も、なんかこう隙間が、抜けるところがあるようにとかは意識してつくったりとか、そう観える色にしたりとか、気をつけてますけど。」
英さん:「お稽古場とかのナチュラルな髪型、今もですけど、好きです!」
れいこさん:
「えぇぇーーー」
「わたし、ストレートでね。すごく、毛が! フワッとならないのよ! ポイントかけてもすぐ落ちちゃうから。」
礼華さん:「人生を変えたタカラヅカ歌劇の作品は?」
れいこさん:
「人生を変えた?? う~~ん、でもさっき話したけど、でもずっっっと出てみたくて、やっぱり出て良かったと思えたのはエリザベート!! なんですよね。やっぱり再演されてるしな、何回もね。皆さん大切にして来られてるし、見てるだけではわからなかった作品の力とか、私がやったのはルキーニだけど、ルキーニが持ってる役のなんか、それをこなすためのメンタルというか。、そういうものが今の自分のすごくベースになっているなと思うので。ルキーニかなと思います。」
英さん:「舞台上での忘れられない瞬間はありますか?」
れいこさん:
「う~ん、なんだろう・・・ でも、一番忘れられない光景は、雪組から月組に組替えする時、最後の公演は小劇場だったんだけど、大劇場の最後の東京公演の千秋楽の日、これでみんなとはお別れっていう時の、黒燕尾の板付き。男役の燕尾の、ちぎさんを中心に板付くんだけど、ちぎさんの方を向いてるの。きっちりした燕尾じゃなくて、くだけた感じの。そーの板付きの瞬間を絶対に忘れないようにしようと思って、その日、板付いたんですよ! その日の階段でみんながもうポーズしてて、真ん中にちぎさんがポーズしてて・・・その光景はすっごい憶えてる! その瞬間ってあんまり憶えてないじゃない!? でも、その瞬間だけは、すごい憶えてる!! 忘れられないですね。」
礼華さん:
「男役としてのポリシーはなんですか?」
「いっぱいあるんですけど。どんな役でも、品はあるべきだと。それが、なんていうんですかね、例えばすごく品のない役を完璧にやってもいいんだけど、1人でそこに到達することを目標とし過ぎると、逆にに全体のバランスが崩れちゃったりするから、そういう意味での品かな。1人で突っ走りすぎないというか。あとはやっぱり遊び心。。。常にないと、自分への課題でもあるんですけど、やっぱり初日とか、幕開いてすぐはやっぱり余裕がないから、楽しみ切れなかったりするじゃない?! だけどやっぱり、どこかでなんかちゃんと演じていて、それを観て貰ってるていう、なんかそこへの楽しむ気持ちとか、その舞台上でみんなと演れることを、けして役としてだけじゃなくて、自分本人も楽しむみたいな遊び心は忘れないようにとか、自分がファンの時は、勿論、完璧なかっこいい男役を観るのも好きだったけど、その人が誰かと一瞬くだけてる瞬間とかさ、楽しそうにしてる瞬間とかが、私はすごい好きだなって思ったので、そういう遊び心と、みんなと創っていることを忘れないっていう品の良さっていうのは、忘れないようにやろうかなとは思ってるんですけど。」
れいこさん、男役をされて来られて、タカラジェンヌとして、
1つ1つ、きちんといろいろと深く考えて来られていたんですね。
思考の足跡を見せていただいた気がしました
英さん、礼華さんも話を聞きながら、とても感心しきりでしたね。
バランス、足し算・引き算・・・
隙をつくる・光りと影・・・
抜けを創る、抜け感、陰影・・・
名言連発でございました
こんなにも美しく、頭が良くて、センスがいい
自分の言葉をちゃんと持っているトップさん。
“日本最高の美”がここにおられます。
参ったでございます。。。