月組 新トップスター 月城かなとさん 志高く、一隅を照らす。。。 | 月城かなとさんの見る美しい月夜へ

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  こんなにも美しくてチャーミングな、ピュアで陽だまりのような、温かさと優しさを感じさせてくれる笑顔の素敵な月城かなとさんを、知ってもらいたいと想って唯々綴るブログです

スカステで待望の下記の番組の放送がありました。

トップスター・ロングインタビュー

「月城かなとの魅力に迫る」

(2021年に月組トップスターに就任した月城かなとの今の想い、これからの月組についてロングインタビューでお届けします。)
 
 
入団した時のことや、雪組時代の各トップさんとのエピソードや学んだこと、
月組の前トップの珠城さんのこと、組替えする後輩の暁さんのこと等々語られていました。
 
 
その中でも、ご自身がトップになられて初めての大劇場公演開催中の今・・・
 
トップスターとして始動し始めたれいこさんと新生月組。。。
 
 

発せられた言葉は、打ち上げ花火のように、一瞬で消え去ってしまうもの・・・

 

今のれいこさんの気持ち・言葉を永遠に。。。

 

 

 

新年の大劇場公演の初日について:

 

「ほんとに、まずは、無事にちゃんと初日の幕を開けようという事を目標に、お稽古場からやってきたので、自分個人の不安だったり、そういうものをなるべく克服した状態で、舞台に行きたいっていう思いが、お稽古場からあったので、とにかく無事に、初日を開ける、みんなでいっしょにいい物を見せるという事に、集中しようと自分の中では思っていました。

 

初日も、とにかく新しい月組のはじまりではあるけれども、1人1人にとっても、なんていうか、自分の宝塚人生の中の大事な1公演なので、いつもと同じように、みんなで創ることを大切に、初日に臨みました。

 

やっぱり今までは、ちゃんとやらなきゃっていうか、ちゃんと自分の役割を主役の人に向かって果たさなければっていう思い、だから、自分がうまく出来るかどうかっていう、すごく、その、緊張感があったんですけど、今回、立場が変わって、初日を迎えた時に、そのみんなの緊張だったり、初日っていうことの、なんというか、いつもと違う空気感を受け止められるようにいたい、とういうところに集中力が働いたので、個人でうまくやらなきゃって緊張ではなかったなと。

 

そういう意味での・・・緊張しない訳はないんですけども。みんなの気持ちを受け止められる状態でいたいなと思った初日でした。」

 

 

 

初の舞台化になった「今夜、ロマンス劇場で」に、どのような想いで挑んだのか:

 

「どんな作品でも、心からゆえるようにっていうのは、私が一番、結構大事にしているところなんですけど、日常的な会話が多いので、それを本当に身をもって言えるか、その台詞の、なんていうか字面以上の意味が、そこをあるように感じさせられるかっていうことに、月組として挑戦したいなと思ったので、みんなとすごく話し合いはしましたし、日常的な会話だからこそ、皆様にも経験があることだと思うんですよね。

 

こういう時はこういう気持ちになるとか・・・、なので、感情のうそは、お客様にバレてしまうよというのを、結構、下級生とかみんなに話したりとかしました。

 

こう、今のご時世、いろんな事がある中で、皆様に少しでも、なにか、あたたかいものを届けられているのであれば、それは、もうみんなの力ですし、こういう作品に挑戦出来てありがたいなと思っています。」

 

 

 

ショー「FULL SWING!」について:

 

「大人っぽいショーは私自身はとても、観ているのは好きだったんですけど、自分が挑戦するのは、本当になかなか無い機会で、たくさん課題を頂いたなっていうのが、本当に第一印象で、ショーの中でいろんな男性像を見せていかなきゃいけないっていう、まだ、自分自身がいっぱいいっぱいになってしまうそうな所を、抑えて、もっともっと余裕のある男性だったり、ショーでも、こう演じていかなければいけないのが、とても、大きな課題だなとは感じています。

 

今回はどちらかというと、こちら側がすごく楽しんでやっているのを、どうぞ観て下さいっていう、なんていうか、いつもと少しだけ演じている方も気持ちが違うというか、でも、それは、あの~そういう風に、いつもみたいにこちら側から客席に行き過ぎない方が、粋なんじゃないかというのを、三木先生からもおっしゃって頂いたので、プロローグだったり、パレードだったりは、いつもと同じように皆様といっしょに楽しむ、だけど、その他の各場面は、どちらかというと、映画のワンシーンだったり、香りを感じさせれるような場面になったらいいなと思ってやっています。」

 

 

 

 

大きな羽を背負い、大階段を降りた時:

 

「なんていうか、言葉にするのはとっても難しいんですけど、ありがたい気持ちも、自分の責任も、劇場の大きさも、いろんなものを感じました。いつも見てるよりすごく大きく感じました、劇場が。あっ、こんなに大きんだっていうのをすごく感じましたね。言葉にするならば。」

 

 

 

初日の舞台挨拶について:

 

「自分の個人的な気持ちというよりも、やっぱりみんなを代表して、お客様に感謝の気持ちと、今日から1ヵ月無事に頑張りたいっていう気持ちを、お伝えしたいなっと思って。やっぱり1月1日にこうして皆様の前に立てるっていうことも、とてもありがたいことですし、2021年って、月組にとってはとても大きなことが沢山あった年ですし、そんな中でも、こうやって新しい月組の公演を変わらずに楽しんで下さっているっていうことに、まず、感謝の気持ちを伝えたかったですね。」

 

 

 

組子の皆さんとは、舞台でどのような時間を過ごしているのか:

 

「それがですね、わたし、芝居がね、ほとんど帰らなくてですね、袖でお話とかは一切出来ないんですけど、その分、舞台上で色んな人と交流があったりとか、やっぱり今はしゃべることに、制約がある中で、今回こういう風にあったかいというか、みんなで創れる作品に挑戦できて、すごく舞台上でもみんな楽しそうに過ごしているので、それはとっても嬉しいことですよね。はい!」

 

 

 

改めて月組トップスター就任が決まった時の心境:

 

「なんか、もう、責任感のみというか。下級生の時は、なんていうか、トップを目指すというよりも、いろんなことをやってみたい、いろんなことに挑戦したい、っていう思いで、やってきたんですけど、新人公演で主演をさせて頂いたり、組替えの機会を頂いたり、ってした時に、う~ん、こうやって今、ありがたいことに、いろんなことに挑戦させてもらえている中で、トップになるっていう事から、目を背けているのは、ダメなんじゃないかっていう風に、いつからか思うようになりまして、まぁ、徐々に徐々に貰う立場に対しての責任を、強く感じていくようになったというのが、ただしいかなと、言い方としては。

 

なので、2番手になった時からは、特に自分の事だけじゃなくて、組の事、今、組はどういう状態で、どういう風に、公演が創られていって、どういう風にトップさんがどんな気持ちで公演をしていて、どういう風に持っていったらみんなの力が出せるのか、っていうのを、より考えるようになったのはその時期ぐらいからですかね。なので、徐々に徐々に、覚悟はして、でも、いざ、その話を聞いたときは、本当にあのなんていうか、今まで感じたことのない様な、責任感を感じました。はい」

 

 

 

 

雪組と月組で5人のトップスターの背中を見てきて、その立場に立った今:

 

「やっぱり私が見てきたトップさん達は、誰一人おいていかず、ちゃんといっしょに走ってくれたっていうのがすごくあるんですよね。誰よりも舞台に対して前向きだったし、熱かった。やっぱりそこが自分もベースになったなと思うんで、大事にしたいなと思いますし、今まではちゃんと責任を果たさなきゃとか、という思いが強くて、あまり自分自身が楽しむってゆうのがあまりなかったんです。

 

いや、楽しくないとかじゃなくて、楽しんでいいんだよって言われても、どう楽しむかがわからないみたいなところがあったんですけど、それが今回、お正月から公演してきて、ようやく、少しだけ、みんながくれる気持ちとか、受け取っていいんだなっていう、それが楽しむってゆことかなと、ちょっとずつ思えてきたというか、みんながかけてくれる気持ちとか、視線とか、そういうのを今までは、それを受けてもっと頑張らなきゃとか、もっともっとやらなきゃってゆう風に考えてたんですけど、だんだんそれを、ありがとうって言って、貰えるようになったというか、その中で、その気持ちを貰って生れる楽しいなとか、嬉しいなってゆう気持ちを、舞台に立っていいんだろうなと、最近ちょっと思うようになったので、私なりの楽しみ方としては、それが出来るように、ちょっとずつなってきたかなと思います。」

 

 

 

タカラヅカの男役として大切にしていること:

 

「もう、本当に終わりがないものなので、どんどん、男役として成長していきたいなという思いがすごくありますし、色んなもっと男性像を演じてみたいっていう気持ちは勿論ありますし、上級生になればなるほど、なんか楽しいというか、興味深い、昔は頑張って頑張ってなんとか形にしなきゃっていう思いだったんですけど、今は、男役をやることが純粋に楽しいという風に思うので、その気持ちは常に忘れずに、沢山もっといろんな引き出しを増やして、作品ごとに全く違った男役像を見せれるようにしたいなと思います。」

 

 

 

どんな時でも妥協せず、努力を惜しまず、その情熱はどこからくるのか:

 

「満足しないんですよね、自分に、絶対! 今日良かったけど、明日じゃあ同じことをしたら昨日より絶対下がってるって思うタイプなので、同じことをするのが嫌いっていう性格からだと思いますね。だから、それが情熱と見えるのかなと思います。」

 

 

 

今の月組について:

 

「いろんなことをやってくれる、お芝居でもショーでも、自分が思ったことを思ったように表現してくれるっていうのは、すごく有り難いことなので、それを出してもいいんだと思えるような環境は、常に作っていきたいなと思いますし、でもその中でも、やっぱりそれが本当にこの作品に必要なのか、この場面に必要なのか、作品を良くするっていう事が、どういう事かというのを、やっぱり常に一緒に考えていきたいなって思いますね。

 

自分がやりたい事を自由に出来る環境と、今、全員で心を一つに考えなければいけないことは何か、っていうその何か2つって難しいバランスとは思うんですけど、それをやっぱり一番常に考えて、みんなに、こう提示していけるような存在でいたいなという理想は持ってやっております。それがフィット出来る組だと思います。」

 

 

 

海乃さんとはどんなトップコンビでありたいと思うのか:

 

「常に相手役であるというのは、最近よく2人で話すんですけど、やっぱりそれって、1公演だけで組む相手役とは全然違うので、それについて何が正解かはわからないけども、そこに対して2人でガムシャラにいろいろ話してる、ぶつかっている最中なんですけど、でも、最近2人でそっちを目指そうかとなっているのは、本気でその場面にしても、台詞にしても、相手に対して常に本気で思う、それが出来るかどうかが、トップコンビなんじゃないかっていう話に落ち着きまして、ショーの1場面にしても、相手に対して本気でそれを常に思えるかどうかっていうところに、挑戦しよう、そこを大事にしようと。

 

嘘があったらダメだし、常に組んでるし、常にこの距離にいるから、ほんとに思ってないっていうのが、もうほんとにお互いすぐに分かっちゃうからこそ、ぜったい、もう常に本気で思う。それが出来たら、はじめて、それが2人の評価になるだろうねっていう話をして。どちらかだけが良く見えてもダメだし、2人でいることが良くないと駄目だよねっていうのは常に話しているので。まあ、そこに挑戦しているという最中でございます。」

 

 

 

新生月組を率いるトップスターとして、今後、挑戦したいこと:

 

「今いるこのメンバーをフルに活かせる作品に、巡り合いたいなといつも思ってますね。それがすごく挑戦でも構わないから、このメンバーでやる意味のある作品、そういうのに巡り合いたいなと思いますし、どんな作品がきても、あっ、このメンバーだからやる意味があったんだねと思ってもらえるような作品にしたいなと思っています。」

 

 

 

いま、れいこさんにとってタカラヅカとは:

 

「自分自身がタカラヅカに思う気持ちは、憧れとか、そういう大好きなものっていうイメージなんですけど、そこでやる自分、戦う自分としては、もっとなんてゆうか強いもの、そこに正解はないし、終わりはないんだけど、自分が思う絶対こうしたいとか、絶対ここだけはお客さんに伝えたいとか、そういう強い気持ちを持って挑戦するものみたいな、そういう気持ちでやってます。」

 

 

 

最後にメッセージを:

 

「これからも、もっともっといい作品をお見せ出来るように、私自身は努力を忘れずに、もっともっと精進して参りたいと、それは強く思っていますし、組としてはですね、たくさん組のみんなの色んな顔を引き出せるような、そんな存在でいたいなと思いますので、これからの月組も、あたたかく見守って下さったら、とてもうれしいですし、私たちも、お客様にいろいろな作品、いろんな想い、沢山のエネルギーをお伝え出来るように、精一杯、とにかく精一杯頑張って参りたいと思いますので、どうぞ、これからもよろしくお願い致します。」

 

 
 
 
月組男役新トップスター
 
月城かなとさん。
 
れいこさん。
 
 
 
努力の人・・・
 
青春の人・・・
 
信念の人・・・
 
美しい人・・・
 
情熱の人・・・
 
優しい人・・・
 
 
そして、
 
 
一隅を照らす人。。。