スカステでれいこさんのトップ就任記念特番が放送されました。
「 はじまりの時 」
~新生月組 月城かなと~
30分の番組でしたが、新しい月組の男役トップスターに就任した想いを、
たくさん聞くことが出来ました。。。
こんなに就任前後のれいこさんの想い・考え・決意をお聞きするのはほぼ初めて!!
映像を挟みながら、インタビューに答えておられるのですが、
番組を見終わってしまうと、発せられた言葉は、
打ち上げ花火のように、一瞬で消え去ってしまうもの・・・
トップに就任されたその大切なお気持ちや想いの印象深いところを、
少しでも大事に言葉で書き残しておきたいと思います。。。(個人的備忘録のエッセンス版・・・)
“人間には言葉がいちばん効く”
集合日の今朝の調子:
昨日の夜は、あまり考えないようにしたので眠れましたが、
今日の朝から急に様子がおかしくなってきました。
朝、もう一度、初演の映像を見返したりしていました。
みんなで力を合わせて元気に頑張っていきたいと思います。
お披露目公演集合日 現在の心境:
前回の公演で、きちんと今しかない空気だったり、今の体制をきちんといい形でゴールに向かって、走りたいというのがあったので、前回の公演時は、ただひたすらそれを考えていたんですけど、
今日からは、また、自分が引っ張っていかなければいけないので、少々、緊張はしていますが、
また、新しい気持ちで、今この作品に挑めるというのを、今しかないメンバーで、今しかない時間だと思うので、精一杯、向かっていきたいなという今は前向きな気持ちです。
月組トップスターになって感じること:
毎日新しい気持ちになります。今までなかったようなお仕事も頂けて、
すごく毎日が新鮮で新しい気持ちで日々過ごしています。
どのようなトップスターになりたいか:
自分の色を自由に出せるような組ではありたいなと思いますし、
それをすべて受けとめられるような、大きな人間でいたいと思いますし、
月組の過去のトップスターの方を見ても、きっと皆さんそういう方だったのではないかと思います。
月組トップスター就任の内示を受けた時の心境は:
「ピガール狂騒曲」の時、珠城さんが退団されると、先に聞きまして、その時が一番衝撃でした。
少しづつ自分でも何と言いますか、覚悟を決めてやってきたつもりなので、内示を受けた時は、もう、
責任を持って、「ハイ」って言う気持ちの方が大きかったですね。
まず珠城さんにお電話して、そして、雪組の時にお世話になったトップの皆さんにお電話して、
その時の雪組の現トップスターの望海さんにお電話して・・・
皆様、本当にに喜んでくださって、凄く名誉なことだな、素敵なことだなと感じました。
相手役 海乃美月さんについて:
今まで2作、自分の主演公演では組ませてもらっていて、彼女自身がすごく娘役としても、人としても、すごくなんてゆうかいろんな経験をしてきた人だと思うので、だからこそ出来る役とか、出せる雰囲気があると思いますし、これから2人で形とか色は決めずに、いろんなことに挑戦していきたいなとは思うんですけど、2人にしか出せない空気感とか、2人にしか出来ない作品とかもあると思うので、なんかそこを探っていきたいですね。
いろんな引っ張っていく行き方があると思うけど、私は、作品にガムシャラに向き合っている姿、
う~ん、それしかないなって思っていて、カッコ悪くてもいいから、とにかくここまで自分をお稽古場で出してもいいんだと。それは何か弱いというとかではなくて、自分の限界を自分でなんかドンドン超えていきたいなと。自分自身でも思うし、そういうことを恐れずにやってもらえる環境でありたいなと思うから。
でもなんかすごく舞台大好きだし、月組の皆さんって。心に持ってるものが、とても熱いじゃん。月組ってなんかいろんな人がいて、面白いよねって。下級生までも生き生きしてるねってゆってもらえたら、それが一番嬉しいかなと思うので、楽しんで前向きにやっていきたいと思っています。
今のお稽古場の様子について:
作品を創るっていうなんていうかモチベーションだったり、姿勢というのはこれまでと変わらず、その時のメンバーによって、空気感が全然違うんですよ。作品を作る時って。
みんなで壁にぶち当たりながら、こう落ち込みながら、もがきながらってゆう感じですね。
「ウォー行くぞ」・「イェー」みたいな感じよりは、「はぁ~」もっともっとやらねばみたいな、こう、そういう空気ですね、今回は。
でも、作品もすごく大作というか、とても技術的にも課題が沢山ある作品なので、それに、こう、みんなで挑んでいるという空気感ですね。
初日の日がせまっているんですけども、少しでも自分の限界を、少しでも、こう、突破できるように、初日までに頑張りたいと思いますし、初日が開けてからも、ドンドンドンドン、こう、自分の限界を少しづつでも、上げていけたらなという、挑戦し続けたいなという想いです。
集合日からの周りの変化:
周りの方がすごく心配して下さって。ここまで自分のことをみんなが見て、心配して、この人はどうゆう風にやりたいんだろうとか、どういう風に場面を作っていくんだろうかという、すごく、感じようとしてくれているっていう事を実感したので、私自身は、迷う時とか、アッ出来ないとか思う事も沢山あるんですが、それでも、私が挫けたら終わりだってゆうことに、すごく気付かされました。
みんなで作っていく舞台になったらいいなと思いますし、今もそういう感じがありますね。
こういう風にしてみたいというのを下級生の方からでも提示してくれるし、上級生ももっとこうした方がいいって、お互いがわりときちんと話し合える環境ではあるので、なんかそれをドンドンもっともっといろんなことに挑戦してもらえる組になったらいいなっていう想いはあります。
まもなく初日を迎えますが:
主演の舞台というよりは、いかに2作品を好きだと思って観て下さっていた方に、また、どれだけ作品を好きになってもらえるかどうかというところと、あとは、普段、宝塚までいらっしゃれない方とか、遠方の方とかも、きっと観にいらして下さると思うので、そういう方に何か、前向きな希望を感じてもらえる2作品なので、あったかいものだったり、前向きなものを持って帰っていただけるような舞台を、とにかく作りたいなっていう今はその想いです。
視聴者へのメッセージ:
これからも沢山のことに挑戦して、もう一度観たい、もう一回観たいって思ってもらえるような、眼が足りないって思っていただけるような、沢山の色のある組を目指して、精一杯頑張っていきたいと思いますので、これからも月組をどうぞよろしくお願い致します。
静かに冷静に落ち着いてお話されていましたけど、
とても強い意志と責任と舞台に賭ける熱い想いを感じました。。。
相手役の海乃美月さんのれいこさん評でも、
「すごいおキレイな分、ちょっとこう見た目はクールに見えたりとか、見える方ももしかしたらいらっしゃるとは思うんですけど・・・ すっごい、熱い! ハートがある方だなと!! 中に燃えたぎっているものがほんとに熱いんだなという」
番組内のれいこさんの言葉・・・
新しい気持ち、精一杯、大きな人間、覚悟、責任、雰囲気、空気感、今しかない時間、環境、
前向き、ガムシャラ、カッコ悪くてもいい、色のある組、自分を出す、限界に挑戦・・・
ヒリヒリするほど心の中は熱き人。
なにより、
心優しきあたたかい人。
そして、
美しき人。。。
新しき愛と希望に溢れた月組のはじまり。。。