「読むらじる」に掲載されました!
NHK「ラジオ深夜便」
『絶望名言』
山頭火
音声は6月末までお聴きいただけます!
母親と弟の自殺、
関東大震災で被災、
間違って投獄され処刑寸前の恐怖……
山頭火の人生にはさまざまなことがありました。
「俳句ほど作者を離れない文芸はあるまい。(短歌も同様に)、
一句一句に作者の顔が刻みこまれてある、
その顔が解らなければ、
その句はほんたう解らないのである」
山頭火
分け入つても分け入つても青い山
まつすぐな道でさみしい
どうしようもないわたしが歩いてゐる
うしろすがたのしぐれてゆくか
山頭火
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こちらも6月11日までお聴きいただけます!
NHK「ラジオ深夜便」
『絶望名言』
「遠藤周作」です👘
前編
後編
夜中に布団を引っかぶっていると、
昨日、今日のあるいは過去の自分のやった恥ずかしいことが
一つ一つ突然心に甦って、
居てもたってもいられなくなり、
「アアッ、アーッ。アアッ」
思わず、大声をたてているのです。
遠藤周作
遠藤周作は、今年、生誕100年です!
自分が弱虫であり、
その弱さは
芯の芯まで
自分につきまとっているのだ、
という事実を認めることから、
他人を見、社会を見、文学を読み、
人生を考えることができる。
遠藤周作