今日で音声が消えます!「読むらじる」NHKラジオ深夜便『絶望名言 老子』 | 「絶望名人カフカ」頭木ブログ

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文学紹介者です(文学を論じるのではなく、ただご紹介していきたいと思っています)。
本、映画、音楽、落語、昔話などについて書いていきます。

【音声は今日までです!

 

NHK「ラジオ深夜便」

『老子の絶望名言』

 

こちら音声も、今日で消えます🕯️

おそらく今日の夜0時で終了だと思います。

よろしかったら、その前に。

 

前編

 

後編

 

どうぞよろしくお願いいたします!

 

つま先で立つ者はずっと立っては居られず、

大股で歩く者は遠くまでは行けない。

 

『老子』第二十四章

 

 

老子の「情けないがゆえに魅力的」な面もご紹介しています。

折り紙の創作家で、国立天文台のエンジニアの前川淳さんの翻訳もご紹介!

 

世の中のひとは何をするか知っているのに、

わたしだけは真っ暗だ。

世の中のひとは何をするかわかっているのに、

わたしだけは悶々としている。

ふらふらと海を漂うようで、

風のようにゆき先もしれない。

みんなは何かをなしているのに、

わたしだけは独り引きこもっている。

 

 

 

そして、今、あらためて、

 

自分たちの住居に安んじ、

隣国が見えるところにあり、

鶏や犬の鳴き声が聞こえてきても、

住民は老いて死ぬまで、お互いに行き来することがない。

 

『老子』第八十章

 

という言葉が、心に響きます……

 

 

 

 

NHKラジオ深夜便 絶望名言

 

NHKラジオ深夜便 絶望名言2