『食べることと出すこと』(医学書院 シリーズ ケアをひらく)
第1章では、
どういうことが起きたのか、まずざっと説明しています。
今でも不思議なのは、血便が出ていたのに、病院に行っても医師に言わず、隠していたこと。
でも、入院してみると、そういう人が他にもたくさんいた。激痛の胆石の人でも、何度ももがき苦しんで、電車の中で気を失ったりしても、それでも病院に来ようとしなかった人とか、何人もいた。みんなそのせいで、重症になっていた。
こういう心理って、ほんと困る。自分の身に、おそろしいことが起きると、心が、それを受けとめることができない。
今、新型コロナを、どうしても「ただのカゼ」と言い張る人がいるが、それもそういう心理が働いているのかもしれない。受けとめきれないから、全力で目をそらそう、ごまかそう、ないことにしようとする。けっきょくは無理なんだけど…。
過去にそうした経験のある私には、それを非難する資格がない…。
章の扉のイラストも、祖敷大輔さんです。
これがまた、章を重ねるほどに、絶妙の味わいが醸し出されるように描いてくださっているので(章の中身を知っていると、くすりと笑えるようになっていて、最後にはオチまで)、少しずつご紹介していきたいと思います。
……
この本についてのお知らせを、このページでまとめておきます。
(今後も追記していきます)
https://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=12610314522
ネット書店さんや実書店さんで、
ご予約いただけると、とても助かります。
どうかよろしくお願いいたします🙏
……
ほぼ同時刊行のもう1冊の新刊です。
こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
2冊、同時期の刊行となってしまいましたが、
この後は、また当分、本は出ません。