『絶望名言ミニ』の円地文子の聴き逃し配信が始まりました!
https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=0324_03_30463
(20分くらいからです)
『めがねの悲しみ』というエッセイによると、
「めがねをかけた顔で毎日教室へ出なければならないことがいやだった」から、女学校(今の高校)を中退してしまったそうです。
「他人から見たら十人並みにも見られるかどうかわからない程度の女の子の顔に、めがねがかけてあってもなくっても、たいした変化ではないはずなのだが、それが当人にとっては一大事なのであった」円地文子
「人はこのような「小さなこと」に思い患らって生きるものである。「さすがにばかばかしくて」人にはいえないと思うようなことに強いこだわりを抱き、どうしてもそれを振り切れない。居直れない。こうした悲しみに心をそそぐ人がいなくなったら、世間はなんと大味なことだろう」山田太一