なぜ『絶望書店』なのか?新刊『絶望書店 夢をあきらめた9人が出会った物語』河出書房新社 | 「絶望名人カフカ」頭木ブログ

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文学紹介者です(文学を論じるのではなく、ただご紹介していきたいと思っています)。
本、映画、音楽、落語、昔話などについて書いていきます。

新刊『絶望書店 夢をあきらめた9人が出会った物語』河出書房新社

 

 

https://amzn.to/2Cuqa7o

http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309027661/

 

また「絶望○○」ですが、決して適当につけたわけではありません。

前書『絶望図書館』では絶望全般をあつかいましたが、

今度は「夢のあきらめ方」というひとつに的を絞っています。

 

図書館のようにすべての本をあつかうのではなく、

今回は、ある特定の本しか置いてない、街の小さな書店さん、

というイメージです。

小さいけれど、その分野に関しては、何でも置いてあるというような。

それで「絶望書店」というわけです。

 

 

絶望と一口に言っても、さまざまな絶望があります。

そのひとつひとつについて、1冊ずつ本が作れたらと、

かねてから思っていました。

深く丁寧にあつかうには、どうしたって、

ひとつのテーマで1冊にはなります。

今回が、その第1段です。

 

この1冊目を、もし受け入れていただけたら、

また次も出したいと思っています。

また別のテーマで。

 

受け入れていただけなければ、今回のこの1冊で終わりです。

それも仕方ありません。

 

どうなるか、ドキドキしているところです。

 

ここのところ、毎月1冊ずつ本が出ているので、

いつも私の本を買ってくださっている方でも、

ちょっと追いつけなくなっているかもしれません。

じつは来月も、その次もまた出ます。

11月から5カ月連続です。

本当はもっと間をあけるべきで、

その点は誠に申し訳なく思っております。

心よりお詫びいたします。