新刊『絶望書店 夢をあきらめた9人が出会った物語』河出書房新社
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309027661/
また「絶望○○」ですが、決して適当につけたわけではありません。
前書『絶望図書館』では絶望全般をあつかいましたが、
今度は「夢のあきらめ方」というひとつに的を絞っています。
図書館のようにすべての本をあつかうのではなく、
今回は、ある特定の本しか置いてない、街の小さな書店さん、
というイメージです。
小さいけれど、その分野に関しては、何でも置いてあるというような。
それで「絶望書店」というわけです。
絶望と一口に言っても、さまざまな絶望があります。
そのひとつひとつについて、1冊ずつ本が作れたらと、
かねてから思っていました。
深く丁寧にあつかうには、どうしたって、
ひとつのテーマで1冊にはなります。
今回が、その第1段です。
この1冊目を、もし受け入れていただけたら、
また次も出したいと思っています。
また別のテーマで。
受け入れていただけなければ、今回のこの1冊で終わりです。
それも仕方ありません。
どうなるか、ドキドキしているところです。
ここのところ、毎月1冊ずつ本が出ているので、
いつも私の本を買ってくださっている方でも、
ちょっと追いつけなくなっているかもしれません。
じつは来月も、その次もまた出ます。
11月から5カ月連続です。
本当はもっと間をあけるべきで、
その点は誠に申し訳なく思っております。
心よりお詫びいたします。