『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』連載中の月刊『望星』1月号が発売に! | 「絶望名人カフカ」頭木ブログ

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『絶望名人カフカの人生論』『絶望読書』『絶望図書館』、NHK『絶望名言』などの頭木弘樹(かしらぎ・ひろき)です。
文学紹介者です(文学を論じるのではなく、ただご紹介していきたいと思っています)。
本、映画、音楽、落語、昔話などについて書いていきます。

『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』を連載させていただいている

月刊『望星』(発行・東海教育研究所 発売・東海大学出版部)の1月号が発売になっています!

 

 

 

http://www.tokaiedu.co.jp/bosei/

 

よろしかったら、ぜひ。

 

今回は、昭和の名人・古今亭志ん生の笑いの神髄を、次男の古今亭志ん朝はそのまま踏襲したのに、長男の金原亭馬生は、あえて笑いが減る方向に改変しているのはなぜか?という実例をもとに、落語の笑いについて考えてみました。

 

 

また、そこからさらに、噺家さんそれぞれの「味」とは何なのかということも考えてみました。より「いい味」を目指すのはもちろんとして、それはいったいどういうものなのか? 落語以外のことにも通じる話かと思います。

 

 

ちなみに、私は十代目の金原亭馬生さんが大好きです。人情噺の名人という評価が高いですが、個人的には『ざる屋』『そば清』『王子の狐』などの独特な笑いは、いまだ他に類のないものだと思います。『臆病源兵衛』などの珍品もたまりません!

 

 

十代目の金原亭馬生さんのCDはこのシリーズがオススメ。

 

『十代目 金原亭馬生 十八番名演集』

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DVDはこちらのBOXセットがオススメです。