『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』連載中の月刊『望星』11月号が発売に! | 「絶望名人カフカ」頭木ブログ

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『絶望名人カフカの人生論』『絶望読書』『絶望図書館』、NHK『絶望名言』などの頭木弘樹(かしらぎ・ひろき)です。
文学紹介者です(文学を論じるのではなく、ただご紹介していきたいと思っています)。
本、映画、音楽、落語、昔話などについて書いていきます。

『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』を連載させていただいている

月刊『望星』(発行・東海教育研究所 発売・東海大学出版部)の11月号が発売になっています!

 

 

 

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よろしかったら、ぜひ。

 

桂米朝の師匠の四代目桂米團治は、

「落語は絶対にくすぐってはいけない。くすぐりは落語を滅亡に導く恐るベき大敵である」

と強調しています。

「くすぐり」とは笑わせる部分、ギャグのこと。

落語は笑わせるものなのに、笑わせてはいけないとは、「この橋渡るべからず」のような難問です。

 

これはいったいどういうことなのか、

具体的な落語を例にあげながら、ご紹介しています。

笑いがなぜ落語を滅ぼすのか、

では滅ぼさない笑いとは何なのか? 

とても興味深いところです。

 

なお、今日は、

さらにその先代の三代目桂米團治の命日です。

SPレコードの音源が少し残っています。