【新刊が出ます!】ちくま文庫から、11月8日発売!予約が開始になりました! | 「絶望名人カフカ」頭木ブログ

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『絶望名人カフカの人生論』『絶望読書』『絶望図書館』、NHK『絶望名言』などの頭木弘樹(かしらぎ・ひろき)です。
文学紹介者です(文学を論じるのではなく、ただご紹介していきたいと思っています)。
本、映画、音楽、落語、昔話などについて書いていきます。

【新刊が出ます!】

 

ちくま文庫から、11月8日発売

 

予約が開始になりました!

 

『絶望図書館──立ち直れそうもない時、心に寄り添ってくれる12の物語』

 

http://book.tsuhankensaku.com/hon/isbn/9784480434838

 

また同じような題名で恐縮ですが、

今回はアンソロジー(いろんな作家の短編が集めてある本)です。

 

私は大のアンソロジー好きで、

いま好きな作家の大半は、アンソロジーで知りました。

読書が面倒くさい、私のような人間にとっては、

いろんな面白い作家の短編が集めてある本は、

好きな作家を見つけるには、もってこいです。

 

とくに筒井康隆さん、赤木かん子さんのアンソロジーは、

好きで好きで仕方ありません。

 

それだけに、アンソロジーの選者になるのは、

かねてからの夢で、ついに実現しました!

長年かけて選び抜いた作品が入っているので、

面白さは保証付きです。

好みはあるにしても、面白くない作品はひとつもないはず。

それぞれの作品の解説もたっぷりつけました。

何卒よろしくお願いいたします!

 

アンソロジーという言葉を初めて耳にする方もおられるかもしれませんが、

ただの寄せ集めではなく、

意外なものと並べて読むことで、知っている作品でもまたちがって感じられるというような、独特の魅力があります。

この機会にぜひ!

 

なお、お近くの書店さんでも、もう予約できるはずです。

 

本を読む人が減った今、アンソロジーのような「お試しセット」は、ますます重要なのではないかと、勝手に思っています。

面白そうな作家がいても、1冊買うのは大変ですから、まずはアンソロジーの短編で試すのは、負担が軽くていいのではと思います。

思いがけない作品との出会いも期待できますし。