『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』を連載させていただいている、
月刊『望星』(発行・東海教育研究所 発売・東海大学出版部)の5月号が発売になっています!
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望星 2017年 05 月号 [雑誌]
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よろしかったら、ぜひ!
今回から、連載も3年目です。ありがたいことです。
3年目の初回は、「世界を旅してきた落語」というテーマです。
落語というと、着物に扇子に手拭いで、
日本の古典芸能という感じですが、
古典落語の原話をたどっていくと、
じつはそれは世界に広がっていきます。
今回はその一例として、
紀元前五世紀以前から存在し、
はるかナイル渓谷から、口から耳へ、耳から口をと、
はるばる日本まで伝えられてきて、
落語となった噺をご紹介します。
古今亭志ん生も十八番としていた、とても有名な古典落語です。原話がわかると、「それでだったのか!」と腑に落ちることも。
落語が大切なのは、
日本の古典芸能だからというだけでなく、
世界中の口承文学の生き残りだからでもあります。
長い期間、長い距離を渡ってくるほど面白い話が、
日本の落語では、
「現役の語り芸」として今でも語られているのです。
これはすごいことです!
ぜひ世界に思いをはせて聴いていたたきたいです。