カフカの日記や手紙の新訳の連載をさせていただいているWeb春秋が更新されました!
「第12回【最終回】 あらゆることにぼくは失敗する──今こそ読みたいカフカの日記と手紙 」
http://www.shunjusha.co.jp/web_shunju/12_arayuru.html
無料でお読みいただけます。どうぞよろしくお願いいたします!
本来なら、6月更新のはずが、3カ月も遅れてしまいました……。
カフカの2回目の婚約と婚約破棄は、その心の揺れ動きを追いかけるのが、とても難しかったです。わかっているつもりでいたのですが、いざ細かく書こうとすると、わからないことだらけで。ご紹介というより、自分が勉強になりました。
今回が【最終回】です!この連載の内容は、ここでしか読めませんので、消える前にぜひどうぞ。
ちょうど百年前の1916年の9月頃は、フェリーツェがまたつきあい出して、8月にマリーエンバートで奇蹟が起きて、珍しく希望を感じ始めている時期です。
カフカが初めて親の家を出た時期でもあります。
今回の連載、A4で30枚分くらいあります。書くほうも大変でしたが、読むほうも大変かもしれません。連載全体で、単行本2冊分くらい書いてしまいました。ずっとお読みくださった方がおられたとしたら、お疲れさまでした。心より御礼申し上げます。