『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』連載中の月刊『望星』6月号が発売に! | 「絶望名人カフカ」頭木ブログ

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『絶望名人カフカの人生論』『絶望読書』『絶望図書館』、NHK『絶望名言』などの頭木弘樹(かしらぎ・ひろき)です。
文学紹介者です(文学を論じるのではなく、ただご紹介していきたいと思っています)。
本、映画、音楽、落語、昔話などについて書いていきます。

『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』を連載させていただいている、
月刊『望星』(発行・東海教育研究所 発売・東海大学出版部)の6月号が発売になりました!


望星 2016年 06 月号 [雑誌]/東海大学出版部

¥600
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http://www.tokaiedu.co.jp/bosei/


今回は「なぜ噺が死んでしまうのか?」
昭和の名人、六代目三遊亭圓生は、
「聴いてましてね、この野郎、速記で覚えたなと。すぐわかる。どっか、噺が死んでる」
と言いました。
いったん文字にすると、なぜ噺が死ぬのか?
クッツェーの『エリザベス・コステロ』(鴻巣友季子訳)を引用しつつ考えてみました。