41歳の誕生日の1カ月前の1924年6月3日、
カフカは亡くなりました。
カフカは、
作品と、
人生と、
日記や手紙などの言葉が、
おそろしく一致している人です。
その顔も、
痩せて背が高いところも、
いかにもカフカらしいです。
イラストも、昨日ご紹介したように、
とてもカフカらしいです。
こんなにもトータルで、
ひとつの強烈なイメージを作りだしている作家は、
数少ないでしょう。
今日はカフカのサインをご紹介してみましょう。
サインも、とても魅力的で、
いかにもカフカらしいです。

これがいちばん有名なサインでしょう。

こういうのもあります。

これも少しちがいますね。
いずれにしても、Fに特徴があります。

サインが切手にもなっています。

ついでにご紹介すると、昨日ご紹介したイラストも、
切手になっています。

そしてこれが、フェリーツェへの手紙です。

生誕125年のときには、
サインを表紙のデザインに使った全集も出ました。

そして、私の1冊目の本も、
表紙にカフカのサインが入っています。
デザイナーがカフカのサインに惚れ込んで、
タイトルよりはるかに大きくカフカのサインが入っています。
カフカの手書き文字、これもカフカらしいと思いませんか?