桂米朝上方落語大全集

落語の面白さを教えてくれたのは、桂米朝のカセットテープだった。

それまでもテレビや本で落語は知っていたが、

まるでちがうものだということを、教えてくれた。

最初に聞いたのは、

『地獄八景亡者戯』

ものすごいタイトルなのと、

カセットのA面もB面も同じ噺で、

一話で１時間半以上あることにも興味もひかれた。

その昭和の全集がCDで発売された。

カセットやレコードでカットされていた部分も入っている。

平成の全集もあるが、

なんといっても壮年期の脂ののりきった

昭和の全集は格別！

セット販売なので、いきなり買うのは勇気がいるだろうが、

一家に１セットとはこのことかと思う。

全４集。

「卯の日詣り」など、

もう高座にかけることも不可能だし、

平成の全集には入っていない噺も入っている。