オンライン面接から一週間、ついにメールが来た。
「あなたと一緒に仕事を出来ることを楽しみにしています。オファーレターを送りましたので期日までにサインして返信してね」
内定ゲットです。ありがとうございます。
オファーレターには賃金のこと、福利厚生的なもの、役職、返信期限が明記してあり、
「あなたの経験と能力が私たちの会社に寄与するでしょう」と。
海外就職はおろか、国内外資系企業でも働いたことがない私にとって新鮮なレターでした。
「採用内定しました」じゃないんですよね。
もちろん日本でも景気や企業のあり方によって採用通知の文面は違うのだろうし、
英語と日本語の表現方法の違いもあるだろうけど、
この会社のは「雇ってやるよ」じゃなくて「あなたにこれだけの期待をしている。たのみまっせ」という、
ある意味労使が対等な立場で契約する感じがした。
日本では正社員で採用するといくら期待外れでも簡単に解雇出来ないシステムなのに対して、
期待外れなら即切られることも普通である社会から生まれた慣習なのだろう。
労働者側も成果に対して待遇が不満なら、好待遇を求めて転職するのもためらわない。
採用された嬉しさとともに結果を残さねばならないプレッシャーも同時に味わったのである。
なお、現地採用なので駐在員のような高給ではない。かと言ってそんなに薄給でもない。
ただし、私は当分妻と別居生活なので、今までひとつで住んでた費用が二か所分かかる。
住居費はその最たるものだ。
また、最初はいろいろと買いそろえるものもあるし、
今後の記事でも述べるが、日本国内でまだ支払わなければならないものがある。
これらの費用はまず海外生活スタート時点での「負債」に計上して複式簿記で見える化していこう。
さあ、渡航の準備だ。