こんなことを知っていますか?
関節内の軟骨や半月板を損傷して発症するのが変形性関節症、日本では通院している患者数だけで約800万人いるとされる。
そうなんです。
以前痛めてしまってその後変形性関節症を発症してしまう人はこれほど多くおられます💦
先日20代の方が来られて
学生の時に半月板を痛めて手術してしまった経験があり、
その後の後遺症ともいうべきなのか
膝を曲げ伸ばししてもずっと痛いとのことで相談に来られました。
膝の半月板損傷とは
膝の半月板損傷は、膝関節にある半月板という軟骨が損傷する状態です。半月板は、衝撃を吸収し、関節の動きを滑らかにする役割を担っています。
半月板損傷は、スポーツや事故などの外傷によって起こることが多いですが、加齢によって半月板が弱くなり、日常生活の中で軽度の損傷を受けることもあります。
症状
半月板損傷の主な症状は以下の通りです。
- 痛み: 膝の痛みは、最も一般的な症状です。膝を動かした時や、体重をかけた時などに痛みが出ることが多いです。
- 引っかかり感: 膝を曲げ伸ばしたり、回旋させたりした時に、膝に引っかかり感やカクッという音がすることがあります。
- 腫れ: 関節内に炎症が起こると、膝が腫れたり、熱を持ったりすることがあります。
- ロッキング: 半月板の一部が関節に挟まり、膝が動かなくなる状態です。
- 運動制限: 膝の痛みが原因で、膝を曲げ伸ばしたり、歩いたりすることが困難になることがあります。
原因
半月板損傷の原因は以下の通りです。
- スポーツ外傷: ジャンプ、ランニング、ストップ、ターンなどの動作で膝に強い力が加わった時に起こることが多いです。特に、サッカー、バスケットボール、スキーなどのスポーツで多く見られます。
- 加齢: 加齢とともに半月板は弱くなり、日常生活の中で軽度の損傷を受けやすくなります。
- 捻挫: 膝を捻った時に、半月板が損傷することがあります。
- 直接的な衝撃: 膝を強く打撲したり、転倒したりした時に、半月板が損傷することがあります。
診断
半月板損傷の診断は、以下の方法で行われます。
- 問診: 医師が、症状やケガの状況について詳しく尋ねます。
- 視診: 医師が、膝の腫れや変形などを観察します。
- 触診: 医師が、膝を触診し、圧痛や引っかかり感などを調べます。
- 画像検査: レントゲンやMRIなどの画像検査で、半月板の状態を詳しく調べます。
治療
半月板損傷の治療法は、損傷の程度や患者さんの年齢、活動レベルなどを考慮して決定されます。
- 保存療法: 軽度の損傷の場合は、保存療法で経過観察することがあります。保存療法には、安静、冷却、圧迫、挙上 (RICE療法)、消炎鎮痛剤の服用、装具の着用などがあります。
- 手術療法: 重度の損傷の場合は、手術で半月板を修復したり、切除したりする必要があります。手術には、関節鏡視下手術と開窓手術の2種類があります。
予後
半月板損傷の予後は、損傷の程度や治療法によって異なります。保存療法で経過観察する場合は、数週間から数ヶ月で症状が改善することが多いです。手術療法の場合は、数ヶ月から半年程度で日常生活に復帰できることが多いですが、スポーツなどの激しい運動をするには、さらに時間がかかる場合もあります。
再発予防
半月板損傷を再発予防するには、以下の点に注意することが大切です。
- ウォーミングアップとクールダウン: 運動前には必ずウォーミングアップを行い、運動後はクールダウンをするようにしましょう。
- 筋力トレーニング: 膝周りの筋力を鍛えることで、膝関節を安定させ、半月板への負担を減らすことができます。
- ストレッチ: 膝周りの柔軟性を高めることで、ケガを予防することができます。
- 適切な体重管理: 肥満は膝関節への負担を増加させるため、適切な体重を維持することが大切です。
- スポーツ中の注意点: 自分の体力や運動能力に合ったスポーツを行い、無理な動きは避けるようにしましょう。
今回相談をしてくれた方は
半月板の手術をしている状態でした。
患者さんとお話したのは
痛めてキズが入っているところを完全に治すことは正直無理かと思う。
ただ今の状態をずっと続けていけば変形性関節症に近づいていってしまうリスクはあるから
なるべくそうならないようにできることを施術していく。
そう。きってとったりしたものを以前の状態に戻すことは
物理的に無理だと思っています。
ただその中で患者さんが
どのような生活を望んでいくのか
それについては実現できそうなことはあるので
その未来に向けてできることを提案させていただきました。
施術していて
確かに関節、半月板に対してストレスをかけるような方法を行うと
可動域の制限や痛みがありました。
ただできることを施術させていただくと
帰りには歩くのも簡単にしゃがむのも痛さはかなり改善されていました。
状態を完治に導くのは大変ですが、
その中でもできることはありますよ!
膝のことでお困りのことがありましたら
気軽に相談して頼ってくださいね!
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