僕たちのワンダフルライフ(前編) | 嵐色スケッチブック*櫻葉、にのあい

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5人のわちゃわちゃが好きです。特に好きなのは相葉くん。
櫻葉にのあい大好き。
絵を描くのが好きなので、描き散らかしています。
※ブログに慣れていないので、色々とゆっくりです。


櫻葉BL


お話:ぴぃ★さん


※たまきのイラストを元に、

   ぴぃ★さんがお話を

   書いてくださいました!

    ★元ネタ→「櫻葉わんわん



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「ねぇ、しょーちゃん?おれらの関係…ワンステップ… 進めてみない?」

雅紀と付き合い初めて1ヶ月が過ぎた頃
雅紀からの突然の提案。
もちろん俺だって、それなりに考えてた。

まだ キス 止まりの俺達。
そろそろ 触れてもいいかな…?って
何度も思ったけど
男同士だし、やっぱりそこは同意の上で…
じゃないとダメな気がして…
だって、辛いのはきっと 雅紀の方だから。

「あ、あの、うん… 進めても、いいと…思う…」

しどろもどろな俺を
雅紀はいつものように
くふふ… って可愛く笑って

「じゃぁ今夜… よろしくお願いします」

ペコッと頭を下げて
また可愛く笑った。

今夜・・・
俺は雅紀と・・・

考えるだけでも 胸がドキドキしてくる。
だって、雅紀の カラダって…
ヤケに色っぽくて
かなり そそると言うか…


その日の俺は
自分でもびっくりするくらいポンコツだったかもしれない。
でも、そんな俺を
雅紀は笑ってフォローしてくれて
何とか無事に仕事を終えた。

「しょーちゃん、帰ろ?」

雅紀に袖を引っ張られて
慌てて荷物をカバンに詰め込んだ。

帰りの車の中も
俺はソワソワしっ放しで
隣の雅紀を見ると
ずっと窓の外を見てる。

雅紀は… ドキドキしていないのかな…

何だか一人ドキドキしてる自分が恥ずかしくなった。
その時、ふと…
膝の上に置いていた俺の手の上に
ふわっと雅紀の手が重なって
キュッと優しく握られる。

雅紀を見ると
窓の外を見たままで
でも、それでも嬉しくて
手のひらを上にして
お互いの指を 絡ませて 繋いだ。

今夜、俺…櫻井翔は
・・・男になります!!

ニヤける顔を見られないように
俺も窓の外に目を向けた。









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