アマくんの人工餌への餌付けが順調です。
まだでも分かりません。そう簡単に野生で生きていたアマガエルが警戒を解くとは思えないからです。



乾燥赤虫を続けて2回食べてくれましたが3回目は警戒して食べてくれませんでした。単純にお腹いっぱいなのかもしれませんが。

寒くなる前に人工餌へなんとか完全移行したいものです。あとコオロギが終わってしまいました。飼育が面倒なのでもう買いたくないというのもあります 笑



飼われ歴7年のアマさんは差し出せば何でも食べてくれるので楽ちんです。なんなら掃除の為にピンセットで除去しようとしたウンコにまで食らいついてきます 笑笑
でもおたまじゃくしから変体したての頃はやっぱり色々工夫しました。ピンセットから食べても少し様子がおかしいと思ったらその場から逃げたりと今みたいに警戒心ゼロではなかったです。



さて餌付けへのステップをまとめます。

① 拉致したアマガエルをケージへ入れ数日放置。なるべく静かに過ごしてあげる。それでも水の入れ替えなどでケージの開け閉めをするとビャンビャン逃げ回るけどそれはしかたないです。でも眺めたりせず出来る限り放っておく事です。

② 数日経ったらコオロギなどの生き餌をケージに投入。3匹くらいを2、3日に一度です。この際ケージを開けるのでやっぱり逃げ回りますが、水換えなどケージ内のお手入れも一緒にしてしまえばカエルパニックは一度で済みます。


③  問題なくコオロギを捕食してるか確認。できればウンコも確認。数日経っても全然食べる様子がなければそのカエルはお迎えしない方がいいです。でも警戒してても腹が減れば大抵は食べます。
最初は人がいると端っこに逃げて食べませんが、そのうちなんとなく人の気配がしても食べるようになります。


④  ケージ内の環境とそこで餌を食べる事に慣れたように見えたらいよいよピンセットの出番です。ピンセットでコオロギをつまんで差し出して下さい。コオロギが生きていれば勝手に暴れるので顔の前に差し出すだけでいいです。食べる気配がなければとりあえず一度やめましょう。口に当てるとかは警戒するだけなのでやらない方がいいです。日を改めましょう。
もし食べてくれてらしめしめです。また、食いついた時慣れていないと人間がビックリしてしまいますが、ピンセットを極力動かさないようにしましょう。食いついた時ピンセットをビクッと動かしてしまうとカエルはびっくりして逃げてしまいます。そうなると次は日を改めないとほぼ食ってきません。


⑤  ピンセットからコオロギをしばらく続けます。もし一度も食べずに日を改めてもまったく食べる気配がなければそのカエルの餌付けは少し難しいかもしれません。②へ戻って数週間②で過ごしやり直すのもアリですが、それなら逃して別のカエルで挑戦した方が効率がいいです。ピンセットから食べやすい個体差は確実にあります。


⑥  ピンセットからコオロギをほぼ食べるのであれば、次は乾燥赤虫を水で柔らかくしたやつをコオロギに擦りつけたものを与えます。要は人工餌の味と匂いに慣れてもらう為です。この時にコオロギが生きていればほぼ食べると思います。ここまできていればこの工程がうまくいかない事はないかと思います。


⑦  ⑥で数日過ごしたあと、ちょっと時間を置き空腹にさせて次のステップです。ピンセットからコオロギを一度やったあと、ピンセットからコオロギに赤虫を擦りつけたものを与えます。そしてその次はいよいよ赤虫のみで与えます。食いつけば成功です。おめでとうございます。一度食べたらあまり追い込まずまた日を改めましょう。

⑧  ⑦をやってみます。たぶん食べてくれる筈です。いきなり赤虫でもいけるかもしれません。食べたら成功です。パチパチパチ👏



さて、長々と書きましたが、成功しても時々は食べない時もあるかと思います。うちのアマさんのようになるまでおそらく年はかかります。時々生き餌を与えたり少し工夫してみてください。続けていれば警戒心ゼロの飼育の容易なアマガエルが出来上がります 笑


あと注意です!いや注意というか、私の個人的な考えです。
完全に餌付けを完了させた場合は最期まで面倒見て下さい。そこまできたらそのアマガエルはあなたのペットです。逃したら高い確率ですぐ死にます。

是非かわいがってあげて下さい。