さてアマさんが亡くなって一週間が経ちました。

一応8年以上も飼育してきたので総括というか思いを少し(いや長くなりそう・・・)語らせて頂きます。

お暇でしたらお酒でも飲みながらお付き合い下さいませ。私も呑みながら書いています。
 
 
 
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6月くらいの激痩せからはじまって、一度調子を戻したものの亡くなるまでの約4ヶ月あまり。
私には覚悟をするのに十分な時間が与えられていましたのでショックで取り乱してしまうという事はなく、わりと冷静だったと思います。
 
ただアマさんに対する思い入れはそれはもうとんでもなく大きなものになっていたので、心の揺さぶり具合はなかなかに大きいものでした。
特に最後の抱っこの時間はこれまで触る事を控えていた私にはたまらない時間でした。ついに解禁って感じです笑
うおおおおおぉぉっかわえええええーっ」ってなりました笑
もっと好きになってしまった瞬間です。いかんいかんお別れなのに…。
 
少しして、ああ俺はこの子が大好きだったんだなぁ、と改めて思いました。
 
飼い始め当初は、自分勝手な都合で自然界から奪ってきた命なので、カエルにとって快適な環境を整えてやり捕獲された事が逆にラッキー、みたいな所まで持っていくのが第一の目標でした。
あと限界まで生きられること。ケガも病気もなく、つまり長寿。
 
快適な環境を整えてやることに関しては、最初から最後まで一貫して気持ちがブレるような事はありませんでした。
これはもうカエル飼いの普通の感覚ですね。
 
しかし長寿に関しては正直途中かなりブレました…。
それは老化による衰えを感じる事が増えてきたからです。
本当はツライんじゃないかな?苦しいんじゃないかな?とイチイチ考えるようになったのです。
長寿そのものが苦しみになっているかもしれない。
 
だって本当のところ誰にも分かりません。
自然界で3年程度、飼育下なら長くて8〜10年といわれています。でももしかしたら飼育下においては、6年目以降は生きることそのものがしんどいのかもしれない。それは誰にも分かりません。人間に推し量れないし、推し量ったところで我々の想像でしかありません。
 
そんなわけで最後の1〜2年はわりと悩ましい日々が続きました。
とはいえ私が出来ることはやはり、快適な環境を提供してケガと病気に気をつける事。ごちゃごちゃ考えた所でやる事は変わらないのです(笑)
 
そんな思いもあって、亡くなる二日前のへんな姿勢になってしまった時は、早い段階でこのまま亡くなってほしいと願いました。死を願うなんて急に真逆の発想ですが、私の拙い想像力を総動員すると、その後奇跡的に一転し回復でもしないかぎり彼にとってとても苦痛であると思ったからです。
 
だから正直亡くなった時は少しホッとしました。
最初に私の口から出た言葉は「お疲れさま」でした。
 
でも もしかしたらもっと生きたかったのかな?それだと謝らなきゃです。
 

 
 
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さて、当ブログは1匹のニホンアマガエルにフューチャーし、一生を最後まで綴った需要の少ないクソマニアックなブログです。
ニホンアマガエルを飼育されている方、もしくはこれから飼育しようとなさる方の参考となればと思い書いてきました。
私もまた、なにも分からなかった飼い始めは当初はどなたかのブログをいくつもまわって参考にさせて頂きました。
同じように、悩めるどなたかとカエルさんの参考になれば幸いです。
 
 
 
というわけで今回の記事をもって、あと書き忘れた事がなければ当ブログの更新を終了とさせて頂きます。
 
 
 
(2020年9月24日撮影。元気な姿を撮れた最後の写真です…。)
 
アメブロという大海原に人知れず浮かんでいる漂流物のような当ブログを読んで下さった皆様、そしてもちろん主役のアマさんにお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
 
もうカエルは飼いません(笑)
 
 
 
 
 
 
 
※昨年玄関で拾ったアマくんは引き続き飼育するか、ほしい方がいればケージごと差し上げるつもりです。
 
 
 
先ほど亡くなったアマさんを埋葬しました。



その前に少し観察してみます。
死後硬直のようなものは感じられません。



お腹のところに少し血が滲んでいる感じがします。

実際血なのかは分かりません。はっきりとした死因も分かりませんし、老衰自体も今年の6月頃から徐々にはじまっていたと思います。この二日続いた変な姿勢が老衰によるものか私には判断できませんが、その症状の発生が死への入り口というかきっかけだった気がします。



いよいよお別れです。水で洗って土などを落としました。



この時ようやくしっかりお顔を見られました。



眼を瞑っています。正直死んでてもかわいい。

私はあまりカエルには触らないようにしていたので、最後に存分に抱っこさせてもらいました。



アマガエルに表情なんてないので、この顔から死際が苦しかったのか判断できません。
しかし私には安らかな顔に見えます。でもそう思いたいのかもしれません。



身体の形を少し整えてから埋めました。
これで本当にお別れです。8年と少し、とても楽しかったです。



余談ですが、
埋めたあと近くにあった大きめの石を置いたのですが、一緒に埋葬してくれた息子(オタマジャクシのアマさんを拾ってきた本人)が、

「この石ってオタマジャクシの頃変体するとき必要な丘として使ったものだよね」

と私に教えてくれました。

「そうだったっけか…なんかこの石だけデカいもんな。どっかで俺が拾ってきたんだなきっと」

8年前に役割を終えたこの石が時を経て、墓石としてまた使われるなんて少し感慨深いものがあります。



ついにアマさんが亡くなりました。

今朝6時頃様子を見た時にはまだ生きていて、少しフセの状態に近くなっていました。もしかして回復に向かうのか⁉︎と思った2時間後……

次にケージを見に行った時には力尽きていました。


最後はつらかったのだろうか?8年と数ヶ月、頑張って生きてくれました。

これから少しお別れをしてから埋葬します。



移動していました。動くことはできるようです。
生きているので自分で給水もできたということになります。

ただやはりピンセットや耳かきへの反応はありません。まぶたを開く程度です。

高齢や病気により、骨が変形して曲がってしまたのか?もしくは骨折とかのケガなのか?
分かりませんが、手立てはないように思えます。

病院とかは考えていません。
もしこのまま命を落としてしまうのなら、それを受け入れるつもりです。
充分頑張って生きたと思うからです。

ここへきてアマさんがまた痩せてしまい、エサへの反応がなくなりました。
死んでいるんじゃないかと思えるくらい動かず、しまいには変な姿勢で座っています…。



分かりますかね?



位置が悪いのでうまく写真が撮れないのですが、



腰のあたりで曲がっています。まるで猫背の人があぐらをかいて座っているように見えます。

めちゃくちゃ不自然な姿勢ですよね?

普通アマガエルは動かないで落ち着いている時は犬でいうフセの状態になります。

ところがアマさんおしりは地面についているものの、謎に身体を起こしたままです。

この姿勢はなにを意味するのでしょうか?
高齢になってからよく分からない現象が増えてきました。

様子を見てまた変化があればご報告致します。



※以下追記です。


少し見やすい写真が撮れましたので追加しました。
どう考えてもおかしいですよねこの姿勢…。

なんだか心が痛くなってきました。

オタマジャクシの時に野生から奪ってきたので少しでも快適に長く暮らしてほしいと思いそういう世話の仕方をしてきましたが、長く生きていく事がこの子にとってもしかしたらツライことなのかもしれない。
苦しいのか判断できないのでなんとも言えませんが、本来死ねるべきタイミングで死ねない苦しみもあるかもしれません。こういう想いは正直想定外でした。

さて、どうしたものか。


毎日暑いですね。
激痩せし食欲も落ちてしまったアマさんでしたが、最近は結構パクパク食べてくれています。

相変わらず手足もボディも細いままですが、一時の危機は逃れたかな、って思います。分からないけど。

嫌がってたベルツノの餌も気に入ってくれたようです。分からないけど。

色々分からないままもう8年も育てています笑

前回アマさんに与えたらイヤイヤと何度も吐き出したこの餌。
アマくんに与えるついでにもう一度アマさんにトライしてみると…



なぜかバクバク食いよった笑笑
この男よくよく分かんねー笑


ところでこうしてみるとアマくん(上)大きくなりました。そろそろ時々見間違いそうになります。


ジッとしていたアマさんの動きが復活していたのでエサを与えてみました。



食が細いので少しでも栄養価の高いものをと思い、試しにこれを買ってきて与えてみました。

すると…

アレ?



口に入れるものの吐き出してしまう!笑

なにかの間違いかと何度かチャレンジしましたが、イヤイヤとめっちゃ嫌がって吐き出してしまいました 笑笑

アマさんはピンセットや耳かきで与えたものは大抵食べてしまいます。なんなら私の鼻くそでも食べてしまいそうですが、まさか吐き出すなんて初めてでビックリしました💦



ちなみに若者のアマくんは普通に食べてくれました。
ていうか彼は少し太ってきたのでちょっとダイエットした方が良さそうです…。

アマさんにはいつも通りレプトミンと乾燥赤虫を与えました。とりわけ乾燥赤虫は大好きみたいな気がします。
しかしなんでもよく食べるアマさんに嫌いなものがあるなんて驚きです。





アマさん一時期のガリガリの時より身体が少しふっくらしてきました。しかしやはり手足は細いままです。

まあでもとりあえずエサ食べてくれてよかった。。





2014年の夏だったか、秋頃お迎えしたアカハライモリが今朝ほど亡くなりました。

この子についてはあまりブログ記事にしてこなかったのですが、カエルたちと同様飼育に困ることもなくカエルたち以上にネタもなく、当ブログに登場する機会はあまりありませんでした。

2〜3日前から元気がないというか、少し様子がおかしい事には気付いていましたが特に何もしてやれず亡くなってしまいました。

8歳のアマさんが調子を落としているところにまさかイモリが逝ってしまうなんてショックです。

亡くなったイモリは恐らく6〜7歳です。アカハライモリは飼育下なら20年くらい余裕で生きちゃうらしいので、寿命ではなく明らかに私のミスです。

かわいそうなことをしてしまいました。
何がいけなかったのかよく考えて反省して弔ってやろうかと思います。(熱中症かな…




最後に一枚だけ写真を撮らせてもらいました。
このあと庭に埋葬しました。

んー…なんだろ?この感覚。

昨日日光浴させてからピンセットや耳カキに反応しなくなっちゃいました💧

おいしそうなクモがいたので捕まえてピンセットで与えてみましたがイヤイヤして食べません。

数年に一度おこなうケージ内をリセットした時に起きる現象と似ています。環境の変化にビビってしまいしばらくの間、隅で様子を見ているアレです。

8歳になったあたりからこれまでと少し様子が変わってきました。柔軟に対応していしたいと思います。