スヴニール・ドゥ・ドクトール・ジャメイン咲いた ~チューレンジハバチ対策考察~ | ☆間違いだらけのお庭づくり☆

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     ゆさまの雑木のお庭と奈良のお山の風景のブログ。

 

5月8日

お庭

 

知らぬ間に満開に(≧▽≦)

 

ゴールデンウィークが終わって家に帰ったら、

満開になっていました。

このスヴニール・ドゥ・ドクトール・ジャメインは、

とあるブロガーさんが紹介されているのに一目ぼれして植えたものですが、

その時には雑木の庭がバラ園になるんじゃないか?って恐れてました(笑)

それぐらい、バラにハマりそうな魅力あるバラでした。

今は、このバラ以前に鉢植えで育てていた名も知らないミニバラを、

地植えにして育てていますが、

記事にならないのは、チューレンジハバチの食害で毎年丸坊主になっているからです・・・。

ミニバラの方は高さ30㎝ぐらいでコンパクトなので、

気付いた時には丸坊主・・・。

しかし、よくよく思い出してみたらこのバラは食害にあったことがない。

気になってググってみたら、このブログの過去記事が出てきました。

どうも、オールドローズを選んだのが正解だったようです。

バラを育ててみたいけど、害虫を呼び込むのが怖いという方には、

オールドローズ系のバラがオススメかもしれません。

ちなみにお庭にチューレンジハバチを呼び込むミニバラを抜かないのは、

ハバチの仲間は決まった植物を食害するからです。

チューレンジハバチはバラ以外の植物には付きません。

逆に、バラが趣味でバラを主体に育てている場合は、

チューレンジハバチに特に注意する必要があります。

ハバチ類の害は5月頃の発生が顕著です。

お庭では、チューレンジハバチの他、コブシに付くコブシハバチの害もありますが、

一番活発なのが4月下旬から5月初めにかけての時期です。

4月頃に、バラの茎に産卵跡(裂け目)が無いか目視で確認する。

見つけたら、針など尖ったもので中の卵を潰す。

4月中旬ごろから小まめにバラの様子を見て幼虫を見つけたら、

被害が少ないうちにテデトール(手で取る)で駆除する。

など発生する前、発生初期に対応する必要があります。

お庭では少ない被害は見逃すことにしていますが、

それは害虫をあえて残すことで、益虫をお庭に呼び込むことができるからです。

今年4月に見つけたコブシハバチの幼虫は、

数が少なかったのでそのままにしていましたが、

40㎝四方ぐらいが丸裸になりました。

コブシの木の40㎝四方はそれほど大きな害ではありませんが、

バラには被害が大きいので、必ずテデトールで駆除です。

チューレンジハバチやバラの害虫などでググってみると、

害虫駆除の薬剤などがたくさん出てきます。

それらを使うことは個人の好みで必ずしも悪いことだとは思いませんが、

益虫も同時に駆除してしまうので、

薬剤が効かなかったときに、被害が大きくなる傾向があります。

自然のコントロールが効かないお庭では、

他の植物にも薬物散布をしなければいけなくなるという、

負の連鎖に苦しむことになります。

となると、やはり目で見て確認するという作業は必ず必要です。

チューレンジハバチは、年に3~4回発生します。

そのたびに薬剤散布をして対応しなければいけません。

無農薬のお庭では、夏以降はチューレンジハバチの天敵である、

クモや蜂の活動が活発化するので、ほとんど発生することはありません。

ただ、お庭にとっての益虫は、

人間にとって必ずしも良い虫とは限らないのが問題ですが・・・。

虫たちともうまく付き合っていかなければいけません。

植物を育てる知識の一つとして、

虫たちの事も知っておくと安全に健康に植物を育てられるかも知れません。

 

 

シックな真紅のバラ、棘が少ないバラです。

「ジャメイン先生の妄想(バラの名前)」がどんなだったか知りたい方はこちら・・・

 

 

バラ(オールドローズ)の育て方と植栽の記録

 

 

撮影機材