静岡ホビーショー バンダイ 1/1000 2205/3199ヤマト発表!からの最後の希望 | 波動砲口形状研究

静岡ホビーショー バンダイ 1/1000 2205/3199ヤマト発表!からの最後の希望

坊っちゃん嬢ちゃん、よっといで…ってさすがに4回目ともなると誰も来ないな。
おっボクは聞いてくれるのか。ありがとな、これあげようか。銀河モデルっていうんだけど。いらない?
ああ、ごめんそうなんだ。2202でててきたあの銀河のことじゃないんだよ。

とりあえず今日はノズルの話なんだ。まずはHSで展示された2205のノズル、見てもらってだね…


 

後ろからの写真がパネルのせいで取りにくかったんだが、ノズルの中のコーンにもモールドが入ってるね。



ついでに歴代リブートシリーズの比較もしてみるかい。2199、2202、2205の順だ。

 

モデラーの人は大体、ディテールアップをするとなると、ヤマトのノズルにジェット機のイメージを見出して、そっちに寄せようとするよね。メタリックに塗装したりしてね。2202、2205のノズルはその方向性を感じる、直線的でメカニカルな感じの造形だよね。

 

 

2199のノズルはこれに対して、すごく有機的だよね。アールが最後まで継続して、最後にキュッと絞って終わる。おじちゃんこの線が好きでねえ。キュッとしまったいいお尻だなあと思うんだよ。

 

 

2199は小さめノズル、キュッと締まって有機的、2202は大きく太くメカニカル、このイメージは玉森順一朗氏のTamaさん時代からもうあったというのがこの絵からも知れるんだけど、その次はどうなるのか、おじちゃん予想がつかなかった。

 

結果的には間を取るような形で、先端は絞って、しかし直線的でメカニカル、というところに落とし込んできたね。

 

このノズルを2199風に削るのはそれほど大変じゃなさそうだから、おじちゃん的には文句はないんだけど、2199のノズルが一番だというのは譲れないかな。

 

実はおじちゃんノズルに関してはなかなかの偏執狂でね、突き詰めていくとノズルは歪んでいるのが正しいという結論にたどり着く。ここでは封印するけど、深淵を覗き見たければこのあたりに書いてるよ

 

さて、ヤマトの造形の話はこれくらいにして、静岡HSの土産話をすこしさせてくれるかな。

 

試作品が3Dプリンタの出力なのは前からなんだろうけど、昨今は表面処理せずに直で持ってこれる精度なんだな。展示されてたヤマトは船体の上半分もプリンタ出力だったよ。

詳しい人なら出力の密度からどれくらいのグレードのものを使ってるのかわかったりするのかねえ。

 

今年もバンダイのブースは大賑わいで、人が途絶えることもなく、ブースに入る行列の時点で「今並ばないで」と制限がかかる始末だった。

 

当然ガンダム、マクロス、ボトムズ、美少女プラモ、熱心に見入る人が途絶えることがない。おじちゃんもヤマトの写真もさっさと撮って引き上げるつもりだったんだが、恐ろしいことに、ヤマトの展示スペースはときどき人が全くいなくなるペースの空きっぷりでなあ…。おかげでしっかり撮れちゃったってわけだ。

 

まあこんな状態でなお新キットを出してくれるんだからありがたい話だよ。波動砲の造形という画竜点睛を欠くようなことはきっとないさ。このポストを心の支えにおじちゃんは去ることにするよ。ボクも帰り気をつけてな。