液タブ(XP-PEN Artist 13.3 Pro) 導入顛末
年末にアマゾンで少し安くなってたので思い切って液タブを買うことにした。
いわゆる中華液タブで、XP-PENのArtist13.3Proというやつだ。
届いて接続すると難なく繋がって、すぐ描ける状態にはなった。
ただ、メディバンとの相性が悪くて、線の書き始めが書けない。ペン先の調子が悪いボールペンのようでストレスがたまる。
クリスタをダウンロードしてみるとこちらは全く問題なく書ける。試用期間が過ぎたら素直に購入しようと思う。メディバンにはないベクターレイヤーは使ってみると便利だ。
PCから液タブへの接続はUSB-TypeCを使う。このTypeCのプラグがうまくできていて、本体のプラグが8ミリほど窪んだ奥にあって、プラグの持ち手がそこに嵌る。おかげで本体を動かしても力が本体と持ち手の嵌合部分で受け止められるので、肝心のプラグが壊れにくい。
問題はケーブルが1.6メートルくらいしかないので、私の机の環境だとちょっと短いことだ。延長ケーブルは公式にはないらしく、USB-Cの延長ケーブルの市販品は今説明した本体の差込口とサイズが合わないと使えない。
似た形状のケーブルを買ってみたのだが、持ち手の部分が差込口よりも幾分小さくて、しっかりかみ合わない。
以前買った手びねりプラスチックをエンボスヒーターで温めながら持ち手の周りに貼り付け、半分固まったところで差込口に押し込むという力技で、ぴったりサイズにした。
ネットを見ていると液タブはプラグ部分がよく故障の原因になっているようで、プラグの抜き差しもあまりやるとそこから壊れやすいらしい。使わないときは延長コードと元のコードの接続部を外すことにしようと思う。
しまい場所がないので、モニターの下に入れておけるように小屋裏から端材を見繕ってモニター台を作り、100均のリメイクシートで表面を整えた。
こういう環境を整えながら、練習がてら描いてみている。XP-PEN自体はほとんどストレスなく使える。自分的にはやはり液タブに物理ボタンがついているのがいい。下書きの時、メニューに目を移さなくてもペンと消しゴムを確実に切り替えられる。
付属のペンの脇にもボタンがついていてこれでもペンと消しゴムを切り替えられるのだが、これが位置が悪くて、押すつもりがなくても押してしまう。早々に設定から機能をキャンセルした。
絵に関しては腕の向上に加えて、ソフトの使い方の習熟も必要だ。この辺りは今後の課題ということで。
まずはブラックタイガーを描いてみたのだが、さて背景をどうするかというところでAIに描いてもらって合成すれば青空も宇宙もあっという間だなと思いやってみた。
色々な背景を気楽に試せるのはなかなか面白い。
ちなみに「海上を飛ぶブラックタイガー」でAIに描いてもらうとこうなる。しょうがないんだけどねえ。