ゼンマイ走行ブラックタイガーを作る (1) | 波動砲口形状研究

ゼンマイ走行ブラックタイガーを作る (1)

最新のブラックタイガーであるメカコレブラックタイガーを作った以上、最古のブラックタイガーであるゼンマイブラックタイガーも仕上げてしまおうと思う。

 

ゼンマイ走行ブラックタイガーは、74年のゼンマイヤマトと同時代の商品だ。

このころのバンダイは「マスコミシリーズ」というラインナップでアニメのプラモデルを展開していた。ヤマト関連のプラモデルとしてはコスモゼロが一番手で、マスコミシリーズのナンバリングではNo.112となっている。

ヤマトはその次でNo.113、

そのあとブラックタイガーがNo.116、

アナライザーがNo.119 と続いていて、どれもゼンマイ動力で動く。プラモデルがまだ模型とおもちゃの間にあったころの商品だ。

 

ブラックタイガーもゼンマイ走行に加えて、背面のボタンを押すとスプリングで機首が飛び出すという意味不明のギミックもついている。

 

上掲のパッケージアートはかの小松崎茂によるものだが、どこかのタイミングで無記名のものに変わっている。まれにヤフオクなどで出品されたりするのは新しいパッケージの方で、小松崎パッケージは幻の存在だ。

 

手元にあるブラックタイガーもジャンクとして入手したものでパッケージはない。ふと幻パッケージも欲しくなり、ネットをぐるぐると見て回って小松崎パッケージの4側面の写真を見つけてそれを参考にPC上で再構成し、「幻パッケージのミニチュアモデル」を作ってみたりしていた。

そんなわけでプラモに話がいかないうちに、今回はおわり。