DFPlayerをPICで操作する その2 PICとDFPlayerを繋ぐ | 波動砲口形状研究

DFPlayerをPICで操作する その2 PICとDFPlayerを繋ぐ

これ以降の記事は、PIC+DFPlayerをおもちゃの銃に仕込みたいという人には、まあまあ役に立つはずです。

逆に言えばそうでない人にはさして役に立たない。

 

もっと一般性のある、様々な用途に対応できる記事を書いたほうがきっと多くの人に役に立つのです。

でも、一般性を持たせようとするほどに、書くべき内容は爆発的に増えてゆきます。

 

しんどいです。

 

逃げちゃだめだなんて贅沢なこと言っていいのは若い時だけです。人生の残りの方が少なくなったら効率的に逃げを打つべきなのです。

 

何の話だ。

 

えーと、PICからDFPlayerをコントロールします。銃に仕込むなら小型のPICが望ましいので、12Fを使います。

 

以前のPICの記事では12F683を使いました。しかしこれはシリアル通信のモジュールがないので、DFPlayerのコントロールに向いていません。

 

なので、より新しい12F1822を使ってゆくことになります。手持ちの12F683 もなくなったので、以降このブログで8本足のPICを使うときはこれを使います。

 

基本的には12F683でできたことは12F1822でもできるようなので、上位互換だと言っていいと思います。

 

ただ、気を付けるべきことのひとつとして、足の番号が12F683 だとGP0~GP5だったのが、12F1822だとRA0~RA5と変わっていることがあります。プログラム上でもそのように書かないといけません。

 

PICとDFPlayerの間はシリアル通信でやり取りします。

シリアル通信の発信側の端子はTX,、受信側の端子はRX、と呼ばれます。

 

TXが命令したり情報を伝える口、RXがそれを聞く耳です。

 

というわけで、PICとDFPlayerをつなぐのですが、その前にPICの方の準備をします。

 

ブレッドボードに12F1822を挿して、電源とPICkitからの書き込みの配線を作ります。

このあたりは12F683のときと全く同じです。今回はDFPlayerと同居しないといけないので全体的に左に寄せて作っています。

 

つぎに、PICのTXとDFPlayerのRXをつなぎます。

 

12F1822のTXはプログラム上で設定できます。

マニュアルによると、RA0とRA4がTXとして使えると書いてありますので、ここではRA0を使うことにします。

 

 

DFPlayerの方のRXは決まっています。橙色の枠のところの足ですね。

 

繋ぐときには1kΩの抵抗を挟まないといけないので、抵抗をそのまま配線に使ってしまいます。

 

 

こんな感じですね。

 

今回DFPlayerのTXとPICのRXの配線はしません。

DFPlayer側の状態をPICに伝えなきゃいけない状況なんて、電飾で使う限りまずない。

 

足の数がただでさえ少ないんですから、節約しなきゃ。ひとつで十分ですよ。わかってくださいよ。

 

あとはタクトスイッチをRA3,RA4につけておきます。

 

ちょっと配線が入り組んでしまっているのですが、

 

RA3はピンクの線、RA4は黄色の線を伝ってマイナスに繋がります。

 

これで回路の方は出来上がりです。次の回で、プログラムの方の話をしたいと思います。