Hachette 宇宙戦艦ヤマト2202 「ダイキャストギミックモデルを作る」 試験販売版1号 | 波動砲口形状研究

Hachette 宇宙戦艦ヤマト2202 「ダイキャストギミックモデルを作る」 試験販売版1号

ネットのヤマトクラスタをざわつかせている「週刊ヤマトを作る」。幸い先行販売の地域に住んでいる上、一番気になる艦首まわりがお試し価格の300円となればやっぱり買ってしまう。

 

 

冊子を眺め

 

DVDで主砲・副砲が回っている様子や電飾を眺めすると

 

なかなか大変なしろものだというのはよくわかる。

 

私の個人的興味でいえば波動砲がどうなっているのかというのが一番大事なのだが、

波動砲の砲身として透明なカップ状のパーツをはめ込むというパーツ構成になるらしい。

 

かつてのバンダイ1/350ヤマトを連想させる方式だが、バンダイ1/350は透明パーツのヘリを艦首にそのままむき出しにしてしまうという、なんともがっかりな作りだった。それに比べるとパーツのヘリを薄くして目立たなくしているのは大分ましな処理に思える。

 

とはいえ2202の波動砲口が大好きというわけでもないので、やっぱり波動砲は手を入れたい。しかし艦首パーツは亜鉛ダイキャストなので手を出せない。べつにダイキャストでなくてよかったんだけどなあ。

 

現状は試験販売だそうなので、本番で直っていてほしいところを挙げてみる。

 

・ディテール

舷側を見てみると基本1/1000と同じディテールが入っている。設定上のスケールは1/350なので1/1000のおよそ3倍の大きさなのだが、パネルラインも3倍くらいになっている。

大きさなりの緻密さは欲しい。

 

ミサイル発射口のフタにがただのふくらみになっているのも気になる。

 

これはつまるところダイキャストの性質として細い溝のような繊細な造形が不得意なのかもしれない。

ならばプラでぜんぜんよかったんじゃないのと思うのだが、ダイキャストという響きが訴求力を持つ人たちもいるのかなあ。

そういう人たちにはむしろこれがいいのかもしれない。

 

・パーツの合いが微妙

個体差はあるのだろうが、私が買ったのは波動砲の砲口がどうやってもきれいに繋がらない。

こういうのもプラなら無理やり直せてもダイキャストだとお手上げだ。不良品ぽかったら交換してもらえるのだろうか…

 

この文言が適用されるかどうか次第だろう。

 
ともあれここの精度はぜひきっちりお願いしたい。波動砲はヤマトの重要なアイコンなのだ。雑な扱いをしないでほしい。
 
 
波動砲周りが改造不可ということで、あとはそのままの姿を受け入れられるかどうかという話になるのだが、バンダイの1/350も、2199の1/500も、実物を見るとテンションは上がった。大きさには問答無用の力がある。
 
その意味で興味はあるのだが、さすがに自分には金銭的にも気持ち的にもこれを受け止めるだけの度量がない。とはいえ人の制作記とかは読みたいので売れて盛り上がってほしいなあと自分勝手に思っている。