2199ヤマトは玉盛ヤマトなのか3 タマヤマはいずこ | 波動砲口形状研究

2199ヤマトは玉盛ヤマトなのか3 タマヤマはいずこ

玉盛氏が本当はこうしたかったヤマトがある、というのがこの記事の前提だ。

ただその「こうしたかった」はいくつかバリエーションがあったり、氏の中で変化してきたりして、一定の確たる姿を持っていない可能性もある。

とはいえ玉盛氏の描く2199イラストや、中断した1/500の改造に見られた要素の中で、割と判別が容易で、安定してその形状にこだわりが感じられるところが幾つかある。

第1が、波動砲の砲口上辺を角張らせること。

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第2が、波除板と艦体の間に折れ目がきちんと付いていること。この折れ目が甲板脇のハッチの先で自然に消えるまで続く。

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第3が、第二主砲のの下辺りから舷側が一段張り出すようになって、その張り出しが艦首に向かって下っていく、言葉で説明するのは難しいが下のイラストのようなライン。

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*このイラストほどあからさまではないが


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*点線のラインで曲面の折り返しが来て、舷側が一段横に張り出す描かれ方をしている

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*改修案では装甲の追加でくっきり張り出した、という形のものを提案している

なぜ2199でこのデザインラインは実現しなかったのだろうか。前回書いたように、CGモデルを起こす段階では玉盛氏の手を離れたところで作業が進んだ。ここでなにか意思疎通の齟齬があったのだろうか。