2199ヤマトは玉盛ヤマトなのか1 思っていたのと違う? | 波動砲口形状研究

2199ヤマトは玉盛ヤマトなのか1 思っていたのと違う?

2199ヤマトのデザインをしたのは、玉盛順一朗氏である。

2199にその卓越したセンスが活かされたことはヤマトファンとしてもそしてTamaファンとしても実に喜ばしいことだった。起用した監督にはスライディング土下座で感謝を捧げたいくらいだ。

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本人としても、自分のデザインが商業ベースに載って製品化されるのである。まさに夢の様な出来事だったろう。

…と思うのだが、実際のところ玉盛氏自身は、2199ヤマトを少し引いた目線で見ている様子だ。

事実上の2199デザインヤマトの立体化である2010年発売の1/500ヤマト。

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自分のデザインの初の商品化ということになるわけで、喜んで組んでみても良さそうなものだが、ご自身のブログではこれを俺ヤマトの素材と呼び、あっちこっちをヤスリで削って手を入れておられた。

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結局製作記事は完結せず、工作途中の写真もブログの引越に伴って消失してしまったままだが、完成品を見ることができたら、玉盛ヤマトの理想像を知る重要な手がかりになっただろう。残念だ。

他にも、監督にヤマトの改修を進言したり、

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電撃ホビーで改修案を提示したり、

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また、発表される2199ヤマトのイラストがことごとく劇中の2199ヤマトと大分と形が違うなど、

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2199ヤマトのデザインに対して、執心がないというかむしろ改訂したいと思っている様子が伺える。

デザイン自身は確かに玉盛氏のものだが、出来上がってみたらちょっと自身が思っていたのと違う、という状況になっているのではないかと思う。

そういう様子が伺えることもあって、私自身は2199ヤマトが玉盛ヤマトと呼ばれたりするのを見ると落ち着かない気持ちになる。

2199ヤマトと玉盛氏が思っていたヤマトはどう違い、どうして齟齬が生じてきたのか、ということについて、手に入る材料から考えてゆこうと思う。