1/1000ヤマト2199の仕上がり | 波動砲口形状研究

1/1000ヤマト2199の仕上がり

1/1000ヤマトを完成させて一区切りついたので、ブログタイトルでもある波動砲口形状研究についても改めて。

このブログはもともと自分にとってカッコイイと思える波動砲口を持つヤマトが欲しいという動機から始まっている。

市販で手に入れられるものはどれもなんだか違う。

波動砲口形状研究

しかしどう違っていて、どう改善したら納得するのか自分の中で整理できていなかった。

その後考察の末に自分にとってかっこ良く見える波動砲口の条件を整理 した。

今回製作した1/1000ヤマトもその条件に則って作っている。ポイントを写真を見ながら確認すると、

・正面から見た時、砲口の横の径(白矢印)は縦の径(黄色矢印)と同じくらいのほうが力強さが出るし、砲身と考えるなら断面は円に近いほうが自然。

波動砲口形状研究

・砲身の断面が円形であっても横から見た砲口が斜めに弧を描いていれば、

波動砲口形状研究

おなじみの斜め前からの構図ではちゃんと砲口はヤマトの波動砲として見慣れたあの形になる。

波動砲口形状研究

・そして砲口は大きすぎず小さすぎず、砲の直径(黄矢印)と砲口と喫水線までの距離(青矢印)を同じくらいにするとバランスがよい。

波動砲口形状研究

・・・というあたりがまず重要。

そして初代好きの私としては、追加事項として砲身内のフィンは砲口まできちんと来ていて欲しいし、

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舷側は波除け板下で折れ込んでいてほしい。

波動砲口形状研究

波動砲の造形というのは一筋縄ではいかない。これらを満たしたら必ず格好よくなるというものでもない。

それでも客観的指標として人にも自分にも説明できる条件をつくることで、造形の試行錯誤の過程を減らせたと思う。

自分の中では今回の1/1000ヤマト改修には結構満足している。




以前ポピニカ魂やタイトー復活編の波動砲口まわりを改修したとき は、その直後からあともう少し何とかならないかという感じがした。

波動砲口形状研究

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しかし今回はあまりそういう「もう少し何とか」という感じがしない。以前の改修よりもずっと手間をかけたというのもあるが、2199ヤマト自体なかなかいい素性を持っていて、その良さに助けられた分も大きいと思う。

このヤマトを検証することで、自分の中での最大公約数的なかっこよさの条件をもう少し詰めることができそうだ。


ただ、それを突き詰めても究極の俺ヤマトにはたどり着かない。

究極に行き着くためには理屈では説明できないセンスが必要で、自分にはそれが決定的に欠けている。

とはいえ悲観的になることもないとも思っていて、その点についてはまた機会を改めて書きたい。、