自戒 | 波動砲口形状研究

自戒

ヤマトを製作するなら必ず心がけるべきことがある。それは、

「可能なかぎり手を入れない、直さない」

ということだ。

心のなかにある理想のヤマトは人によってそれぞれ異なり、市販品がそれにぴったりであることは決して無い。

だからといって、何の計画性もなく手を入れようとしてはいけない。
そんなことをすればひとつ直せば他のところが気になり、それを直せばまた別のところが気になることになるだろう。
そうなると決して終わらない旅路につくことになる。ヤマトは何時まで経っても完成しないだろう。

気に入らない箇所を見つけても目をつぶり、どうしてもここだけは直したいというところだけ直すのが正しい。

ヤマトを作るなら貴方は期限内にイスカンダルに到着することを目指す島になりきるべきだ。
貴方の頭の中の古代はやたらと戦え、逃げるのか、と叫ぶだろうが毅然としてそれを無視し、どうしても避けがたい戦いのみしぶしぶ応じるべきなのだ。

さて、私にとっての旅の目的は、波動砲周りを自分の気にいるように直し、斜め前からのアングルで見たときに満足の行くかっこ良さを実現することだ。

手すりを削ったのは、そのアングルで見たときに視覚的に邪魔になるからで(あくまで私基準で)、その結果甲板貼り直しという面倒なことになったが、目的からそれてはいない。

だから、砲塔のターレットが旧設定図と比べても、またリメイクの設定図と比べても妙に高いことに気がついてしまったとしても、それは斜め前から見た場合ほとんど分からない以上、直すべきではない。

波動砲口形状研究

ターレット台をサークルカッターで切りだして甲板より低い位置に据え直せば、ターレットと砲塔の高さを下げられるのでは、などと考えても、決して実行にうつすべきではないのである。

波動砲口形状研究

本日も鋼の自戒のおかげで1/500宇宙戦艦ヤマトは順調に完成へと向かっているのだ。急げヤマトよイスカンダルへ!

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