12/23/2021③
旅の二日目。
ようやくこの旅最初の国立公園へ到着
もうソレがあちこちに転がってます
ここで、車内で注意事項を伝達
石を拾って持ち帰るべからず
何でもない石でも、突然集めたくなる子どもたち
しーちゃんは特に、石とか貝とか収拾癖がある(ただし、Jr.レンジャーとしての心得もあるため、国立公園のものを持ち帰る事がダメな事は理解してる)
ここでのその行為は厳禁🙅♀️
罰金です
で、まずはビジターセンターの外でランチ。
パパママはサンドイッチ、子どもたちはまさかのSushiRoll(こんな内陸の田舎にあるとは思わなんだ)。
この日は強風で、落ち着いて食べられず大変でした
ふと見ると、背後に立派な珪化木が
カラフルさといい、写真を見返しても、一番の美しさなんじゃないかと思われ…いやそうでもないかな…
やばい、石ひとつひとつについ熱中してしまうので、全然先に進まない…
トレイルでもこんな感じ
見つけた珪化木のどこがどうなんだといちいち議論してしまって、予定の時間をどんどんオーバーしてしまってました…
ランチをなんとか食べたら、まずはビジターセンターに立ち寄ります。
広大な国立公園を縦断するようにドライブルートが一本通ってて、
我が家はその南側のゲートから入って、あちこち見学しながら、北のゲートから抜けます。
最初にビジターセンターの裏にある、この公園内でも最大の珪化木Giant Logを見られるトレイルを歩きました。
そこかしこに大きいのも転がってますが、やはりこれは巨大
しかし、吹きさらしが寒い…
そこからちょっと歩いて別のトレイル、Long Logs Trailへ(トレイルヘッドに駐車場がないので、ビジターセンター前に停めてアプローチ)。
ここは公園内でも特に珪化木が集中してる所で、しかも原形に近い状態の物が多いと聞いて、
距離はちょっと長いけど、ここは絶対歩こうと決めてた
とにかく風が強くて、でも次から次へと現れる珪化木に興奮
地中からちょびっと顔を出してるやつなんか、これから雨が降る毎に大地が洗われて、いつかその全体が姿をあらわすんだろうなぁ〜…
Google Mapの航空写真でも長い倒木が見えるほどたくさんの長い珪化木があって、
昔ここやここの周りが緑豊かな大地だったんだなぁ〜と。。。
それらの木が洪水や嵐で倒れて砂や泥とともに溜まり、埋まり、深く堆積したことで腐ることを免れた、
そして近くに火山があって、その火山灰も堆積物に大量に含まれていた、
なおかつ木の酸性度が保たれる環境で、溶け出した珪素が木の内部に沁み込み、鉄やマンガンなどのいろんなミネラルや成分と反応しながら結晶化して、、、
奇跡のような偶然が重なってカラフルな珪化木となり、それが地表に現れて現在に至ります
化石でもあり宝石なんだよね、オパールとかメノウとか
大きいのから小さいのから、青いのや赤いのや黄色いの、、、、、うずうず、、、、欲しい、、、、でも拾って持ち帰ったら怒られるよね、、、、
ならば買いましょう
ショップで売ってる物なら、珪化木を持ち帰れます。
というわけでビジターセンターのところのショップに立ち寄ったのだけど…
正直そこらへんに落ちてるやつの方が断然キレイなのよ
でもお家でも眺めたいから…
なんとか厳選して購入しました。
10月にカリフォルニアのPetrified Forestを見学した時も「アリゾナで買うから」と我慢していたしーちゃん→コチラ
必死に探しました
但しここでも注意事項
公園内で開けるべからず!!!
紛らわしい事はしなさんなって事だ。
(一応)厳重に管理してるって事ですね、持ち物検査は無かったけど…
さっきのビジターセンターには、「石を持ち帰ってから良くないことが続きました。返却します。ごめんなさい」という内容の来園者からの手紙が展示してあったそう。
人々の良心に訴えてます。
それだけ持ち出される被害が深刻だってことなんだろうな
お土産を無事購入して先を急ぎます。
次に見たのはコチラ。
峡谷をまたいで珪化木が横たわってるんだけど、それを保存するのにコンクリートで土台を作っちゃったっていうね…
ここが国立公園になる前の出来事だったらしいです…
で、次のところ。
これまでずっと走ってて気がつかなかったけど、標高高いところを走ってた?それとも坂道をどんどんのぼってたのか??
気づくと大地を見下ろすような絶景が広がっていました。
写真でその高さはなかなか伝わらないけど、結構な高さ、崖っぷちです
トレイルを歩きました。
Blue Mesaという名の通り、あたりは灰色や青、紫色のグラデーションの世界、そんな山脈のような中を縫うように歩きます。
所々に、地表に現れて流されて転がった珪化木がゴロゴロ…
ここの地層からは多くの化石も発見されてるそう。
異世界だ…
高低差が少しあるんだけど、それが気にならないぐらい移り変わる周囲の景色が楽しくて、あっという間のウォーキングでした。
そしてまた車で移動。
ティピーみたいなとんがり山が連なってます
Newspaper Rockは、展望台からちょっと見下ろす形で古代の岩絵が見れる。
展望台にも双眼鏡はおいてあるんだけど、ここはぜひマイ双眼鏡でじっくり
居合わせたご夫婦も、しっかりマイ双眼鏡で観察してました。
我が家ももちろん持参したよ〜
この岩絵は、650年〜2000年前に、農業をしたり、プエブロ川沿いで狩猟をしてた古代プエブロ人によって描かれたもの。
この後行くプエルコプエブロの遺跡に住んでいた住民である可能性が大きいそう。
ここ一帯に650以上の絵が散りばめられていて、それで"Newspaper" Rockと呼ばれているのだそうです。
そしてこちらが、そこからもう少し北にあるPuerco Pueblo。
600年以上前のプエブロ人の祖先が住んでいた遺跡で、部屋数100室、人口も200人になる可能性があるという、かなり大規模な遺跡でした。
ここにも壁画があったり(おーい、足下に壁画がありますよ〜!)↓
夏至の日だけ太陽光が差し込んで、反対側の岩を照らし出す隙間があったり、古代の人の生活ぶりもうかがえます。
この国立公園、
どのポイントもぜーーんぶ立ち止まりたかったけど、
この日アルバカーキまでの移動がこの後控えてて。。。
名残惜しいけど、このくらいで帰ろうか…と。
思ったら。。。
最後の最後にまた壮大な景色が広がりました
長くなったけど、まだまだ続きます