本当に役に立つ経理の資格はなに?簿記以外も紹介! | 『みんなの経理』~経理の転職ブログ

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30歳・経理未経験から経理正社員に転職したモブ美の『経理部員の生き残り戦略』

経理に転職したい人はどんな資格を持っていれば有利なのか気になりますよね。

私自身も30歳で異業種から経理に転職を考えたとき、毎日のように「経理 資格 有利」とGoogle検索していたものです。

 

簿記が必須なのはわかった。

でも未経験から経理になるなら他の人に差をつけることができる資格を取らなきゃ…!

焦りと不安から資格や検定を受けまくっていました。

 

この記事では、実際に未経験から経理に転職した私が持っていてよかった、有利に働いたと思う資格を5つ紹介します。

未経験から経理を目指している人はぜひ参考にしてみてください。

 日商簿記二級

言わずと知れた経理の必須スキル「簿記」。

階級は、1級・2級・3級・初級の4段階です。

 

巷では簿記は役に立たない、無駄、結局実務が大事なんてことがいわれますが、

少なくとも簿記三級以上を持っていないと転職の可能性はゼロに近いと思って間違いないと思います。

簿記三級を持っていても、補助輪付きの自転車に乗れるようになったレベルだと思ってください。

 

簿記二級には商業簿記に加えて工業簿記が登場します。

私は実務で工業簿記を使う機会は一度もありませんでしたが、転職先によっては工業簿記の知識を必要とする会社もあります。

 

簿記二級に合格すると「次は1級を目指すぞ!」と意気込む方もいらっしゃいますが、

経理の業界はとにもかくにも実務経験が重要視されます。

 

一日でも早く「経理経験者」になるために転職活動に力を入れることをお勧めします。

 ファイナンシャルプランニング技能検定(FP技能検定)

ファイナンシャルプランニング技能検定(FP技能検定)は、「お金の専門家」ともいわれる国家資格です。

生命保険会社や証券会社の人が取る資格だと思っている人もいらっしゃるかもしれません。

 

ですが、検定試験では社会保険や労働保険など会社の経理でも頻出の内容が幅広く出題されます。

社会保険や労働保険、年金のことまで幅広い知識を持っていることは経理の実務にかなり役立ちます。

FP3級の知識で充分ですが、余力があるひとは2級を目指してみましょう。

 

ファイナンシャルプランニング技能検定(FP技能士)は主催する団体が2つあります。

一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)と、NPO法人日本FP(ファイナンシャルプランナーズ)協会です。

この2団体がファイナンシャルプランニング技能検定(FP技能検定)を主催しています。

 

優劣はありませんので、どちらの団体を受験しても問題ありません。

ちなみに日本FP協会のほうが合格率が高いようです。

 MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

MOS資格はパソコンを使えるスキルを証明できる資格です。

エクセルやワード、パワーポイントなどMicrosoftofficeのソフトウェアの習熟度を証明できます。

 

知名度はあまり高くないため、履歴書に書いても意味がない場合もありますが、

実務では持っているのと持っていないのとで大きな差がでます。

 

経理はエクセルを使った作業が多く、さまざまな資料作成やデータ集計を行います。

エクセルの知識がないと使い方を調べているだけで一日が終わってしまいます。

 

パソコンに苦手意識がある人は受験しておくことをお勧めします。

最近ではYouTubeでも勉強できますが、MOS検定はテキストを買って本番をイメージしながら何度も問題を解くことが合格への近道です。

 秘書検定二級

一般常識や来客対応、電話対応に不安のある人は受験しておいたほうがいい資格です。

秘書検定は秘書を目指す人だけでなく、社会人としての一般常識やマナーを問われる資格です。

 

事務経験が少ない人は、秘書検定を受けることで事務員としての働き方のイメージができるようになります。

難易度は50%ほどです。簡単とは言いませんが、きちんと勉強すれば問題なく合格できる資格です。

 

秘書検定も履歴書に書いて有利になるわけではありません。

経理の実務と関係のない資格なので仕方がありませんが、常識やマナーを心得ている人材として評価は高まります。

 給与計算実務能力検定

会社によっては経理が給与計算を担当する場合があります。

実務経験がなくても給与計算の知識があるだけで有利になる可能性はあります。

 

給与の知識はファイナンシャルプランナー技能検定でも出てきた社会保険や労働保険の知識を使います。

併せて受験しておくことで、より実務に近い知識を習得できます。

 

2年ごとに更新制度のある資格のため、資格を取ったあとも勉強が必要になります。

転職のタイミングにあわせて資格を取って、更新しないというのも一つの戦略です。

 まとめ

どの資格や検定を取っても、試験でしか使わない知識もたくさんあります。

だからといって学びを止めてはいけません。

 

体型的に学んだ知識はいつか必ず繋がりはじめ、あなたのキャリアを助けてくれるものになります。