カエルとの遭遇 | 子宮筋腫をとったらば

子宮筋腫をとったらば

2015年12月に開腹で子宮の全摘をした、45歳・既婚・子ナシの備忘録。

毎日デタラメに暑いですね。

みなさまご無事でお過ごしでしょうか?

 

そんな夏の朝、私はせっせとお弁当を作っていました。

すると台所に入ってきた夫が乙女のように「きゃっ!」と悲鳴を。

朝から大きな声でどうしたの?虫でもいましたか?

「カ……カエル!カエルがいる!」

老眼もいい加減にして。

こんなところにカエルがいるわけないじゃない。

……ってホントにカエルがいるーーー!!!

 

キッチンマット上の私の足元に小さなアマガエルがひょっこり。

んーとえーと、ウチは集合住宅で1階でもないんだけどな?

どこからおいでなさったの?

この辺り、結構なコンクリートジャングルなのにこの強い日差しの中、

よくぞ干からびもせずにここまで辿りついたこと。

川も池も近くにはないけれどどこでオタマジャクシだったのかしら?

まさかのペット脱走……?

そんな驚く私の周りを元気よく跳ねるカエル。

2㎝もないくらいだからまだ子供かも。

 

ウチの中で迷子になられるとえらいこっちゃなので捕獲。

手で包むようにするとこんなに小さいのに

吸盤の存在がはっきり分かる!カワイイ!

でも手に乗せると必死でぴょんぴょん逃げる(←当たり前か)。

そういえば小さな個体は特に熱に弱いんだっけ?

仕方がないので着ていたワンピースの端っこに乗ってもらって、

布を袋様にして逃げないように気をつけながら、

マンションの外の木陰にリリースしに行きました。

それにしてもびっくりしたなあ……。

 

実は私、カエルの見た目が大好きなのです。

ラブリーにデザインされたものよりもリアルなほどイイ!

鳥獣戯画のカエル最高!

そんなわけでぐっとくるデザインのカエルグッズに弱いです。

バッグに財布にキーホルダーに靴にTシャツに、

ありとあらゆるところにカエル。

嫌いなお方にはたまらないでしょうね……スミマセン。

夫が出張に行くとお土産は大抵カエル関係。

フィリピンのいやげ物(©みうらじゅん)

ドライカエルポーチを買ってきてくれた時には

「コレ!手が付いてるのは他になかったんだよー」と言われて、

この人は私を正しく理解しているな……としみじみしました。

「かのこちゃん、好きでしょコレ」と

友人が差し入れガエルしてくれることも。

そんな風に自然とカエルが集まって、

我が家の狭い居間には小さなカエルコーナーがあります。

 

なので放す直前まで「ひょっとして飼えないかな?」と考えていました。

だって自宅(しかも室内)にカエルがやってくるなんて運命!

でも知識も経験もないし、当のカエルは小さくて

足のところは完全なマットの白ではなくてほんのり透明がかっている。

こんな幼体を飼育するのは初心者にはハードルが高そう。

大体今から飼育キットを揃えるまでどうやって保護すればいいの?

それに雄だったら鳴き声でご近所さんからクレームが来ちゃう?

ぐるぐる考えてウチの子としてお迎えするのは諦めて。

放したところで固まっているカエルを好きなだけ眺めました。

若いせいか緑の部分もフレッシュな色でキレイ、やっぱり好きー。

この町中でも元気で立派な大人ガエルになっておくれ。

 

朝からカワイイものをたんと眺めて幸せでした。

カエルは縁起ものなので何かいいことがあったりして?

なんて邪な気持ちも抱きつつ。

変わり映えのない日常に楽しいお客さま、また来てほしい。

でも気付かずに踏んでしまうとお互いに大ショックなので、

来たら来たって教えてくださいよ。

 

それにしてもマンションの室内でカエルを見かけるなんて。

吸盤があるから結構高いところには登れるらしい。

5階のベランダに住みついていた、なんて話もネット上に(羨)。

だけどわざわざ「ごめんください」って部屋の中に侵入する?

この酷暑でカエルも涼みたくなったりするのかな?

極狭我が家だけれど台所は玄関からもベランダからも離れているから

あの小さな体には結構な広さのはず。

それがちゃんと目につく足元にやってきたのが本当に不思議。

そんなカエルも参る猛暑(←素人の主観です)のこの夏、

みなさまもご自愛くださいますよう。

 


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